2014年2月7日金曜日

福島第一観測井戸 再計測で500万ベクレル検出

福島第一観測井戸 再計測で500万ベクレル検出

 東京電力は6日、福島第一原発の護岸の観測井戸の地下水に含まれる放射性ストロンチウムの値が過去最高の1リットルあたり500万ベクレル検出されたと発表した。計測に誤りがあり、測り直したところ、これまで想定した値よりも大幅に高かった
 東電は昨年9月以前にほかの観測井戸で採取した汚染水の値も違っている可能性が高いという。
 東電によると、500万ベクレルが観測されたのは、2号機のタービン建屋海側の取水口近くの観測井戸。昨年7月5日に採取した地下水について、東電は当初、ストロンチウムを含むベータ線を出す放射性物質全体の値を同90万ベクレルと発表していた。

 東電によると、今回新たに計測した値からみて、ベータ線を出す放射性物質全体の濃度は1千万ベクレル前後になるという。
 ストロンチウムの値がベータ線を出す放射性物質全体の値より高く出て矛盾が生じたため、東電は昨年6~11月に採取した海水や地下水など約140件分の値を公表せず、計測もやめていた。東電は分析機器の誤操作が原因とし、改めて計測し直した。
 東電は、地下水の汚染は、事故直後に海に漏れた超高濃度の汚染水の一部が地中に染みこんだものとみている。(朝日電子版
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原子炉注水用汚染水漏えい=福島第1原発、600リットル—東電
 東京電力は6日、福島第1原発屋外で、1〜3号機の原子炉へ注水するための汚染水が漏えいしたと発表した。汚染水にはストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2800ベクレル程度含まれているという。

 東電によると、6日午前11時5分ごろ、作業員が一時貯蔵用タンクにつながる配管から汚染水が漏れているのを発見。水中から固体異物を除去する器具の圧力を表示する計器付近で漏れており、その弁を閉めたところ、漏えいは止まったという。漏えい量は約600リットルと推定され、地面に染み込んだ。
 漏れた汚染水は、ガンマ線を出すセシウムや塩分は大幅に除去されている。東電が汚染水を貯蔵するタンク群を囲むせきの水を外部に放出する際の暫定基準値はストロンチウム90で同10ベクレル未満。 東電は原子炉注水に影響はないと説明している。(時事)
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・福島原発の汚染水、年内に米西海岸到達の可能性-住民が懸念 
  2月4日(ブルームバーグ):東京電力福島第一原発から海に漏れている放射性物質を含む汚染水が年内に米西海岸に到達する可能性があり、一部米国住民の間で懸念が強まっている。。
サンフランシスコ湾岸の地方自治体フェアファックスは昨年12月6日、沿岸の魚介類に対する検査を強化する決議案を可決した。
 海洋学者や放射線学者らは現在の海洋の放射線レベルから判断して、そうした懸念には根拠がないとの見方を示している。

 福島第一原発からの汚染水は、カリフォルニア州ディアブロ・キャニオンのような他の原発から出る放射線物質と混じり合う見込み。通常の稼働でディアブロ・キャニオン原発は福島第一原発よりも多くの放射性物質を海に放出している。ただし、危険なアイソトープ(放射性同位体)は福島原発より少ない。

原題:Fukushima Wash-Up Fears in U.S. Belie Radiation Risks:Energy(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 Jacob Adelman jadelman1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Peter Langan plangan@bloomberg.net;Jason Rogers jrogers73@bloomberg.net
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・福島第1原発:地下水…原子炉建屋以前でくみ海に放出計画
 東京電力福島第1原発の汚染水対策で、経済産業省は3日、地下水が原子炉建屋に流れ込む前にくみ上げて海へ放出する「地下水バイパス」計画の運用方針案を公表した。放出する水質について、放射性物質の濃度が通常原発で適用されている法令基準の約2割と厳格化した。
 全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は記者団に「計画の必要性は認識しているが、国が内外にデータを開示し、風評被害対策を取るよう要請した。その対応を見極めた上で判断したい」と述べ、即答を避けた。
 目標値はセシウム134、同137が1リットル当たり各1ベクレル、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の総量(全ベータ)が同5ベクレル、トリチウムが同1500ベクレル。この目標値は法令基準の約2割で、毎日水を2リットルずつ飲んでも年間の被ばく量は0.22ミリシーベルトで健康には影響ないとしている

 地下水を貯留タンク9基に一時保管して目標値の達成を確認後、放出する。超過の場合は放出を止め、地元の不安が強い全ベータが同1ベクレル未満に浄化後に放出を再開する。
 汚染水は、山側から1日400トンの地下水が建屋に流入することで発生している。計画では、山側の12本の井戸からくみ上げ、流入量を最大290トンに抑える。計画は昨年5月に東電が福島県漁連に示したが、相次ぐ汚染水漏れなどで理解を得られていない。
 地下水バイパス用の井戸からは昨年、最大1リットル当たり1000ベクレルのトリチウムが検出された。1月30日現在では同860ベクレルとなっている。【山田大輔、鳥井真平】

◇トラブルで信頼失った東電…漁業者に丁寧な説明を 
 地下水が原子炉建屋に流入する前にくみ上げる「地下水バイパス」が昨年、実施できなかった理由は、廃炉作業でトラブルが多発し、東京電力に対する信頼を失ったことが大きい。漁業者の理解を得るには、計画に対する丁寧な説明と、具体的な風評被害対策が不可欠だが、廃炉作業を着実にこなすことも重要だ。

 東電は昨年3月、地下水バイパスの設備を完成し、同5月、稼働に向けて地元漁協と協議に入った。だが、その前後から地下貯水槽や貯蔵タンクからの汚染水漏れ、作業ミスによる各種装置の停止などトラブルが相次いだ。地元漁協は、こうした状況で地下水バイパスが実施されると、水産資源への風評被害が避けられないとして反発、計画は頓挫した。
 汚染水を保管する貯蔵タンクの容量や設置場所が限られる中、地下水バイパスを使えば汚染水の発生を1日100トン程度抑えられる可能性がある。東電は3日の記者会見で「非常に重要な対策」と理解を求めたが、日ごろから他の作業を含め一層の説明責任を果たすことが求められる。【鳥井真平】 (毎日新聞 2月04日
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・福島第一 格納容器から汚染水漏えい? 2400万ベクレル
 東京電力は(1月)19日、前日(18日)に福島第一原発3号機の原子炉建屋内で発見された漏えい水について、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質の濃度が1リットルあたり2400万ベクレルセシウム137が同170万ベクレルセシウム134が同70万ベクレルと極めて高濃度の汚染水であることを発表した。

 この漏えい水は、18日に3号機原子炉建屋のがれき除去用ロボットのカメラ画像から発見されたもので、同建屋1階床の排水口に幅約30センチで流れ込んでいる。
 建屋外への漏えいはないが、漏えい箇所の空間線量率が1時間あたり30ミリシーベルトあり、水温も20℃と、原子炉に注入している冷却水(水温7℃)より高くなっている。(「ハザードラボ」)