2011年10月30日日曜日

原発災害・復興支援・NGO~現場の活動を通してみえてきたもの、その成果と課題

シンポジウム「原発災害・復興支援・NGO~現場の活動を通してみえてきたもの、その成果と課題」

 「3・11」から7カ月以上が経過した今、福島第一原発の事故がもたらした被害は拡大するばかりです。
 避難、除染、放射性廃棄物の処理、農業・漁業をはじめとする生業・産業への影響、補償・・・そのどれもが切迫した課題であるにもかかわらず、解決に向かう動きはなかなか見えてきません。
 首都圏でも放射能汚染に対しては、市民も自分たちの問題として敏感に反応しています。
 しかし、福島の現状や抱えている問題の深刻さ、複雑さが広く認識されているわけではありません。

 本シンポジウムでは、福島で脱原発運動にとりくんで来られた方、被災/被曝者支援に携わってきたNGOや脱原発市民組織の代表をパネリストに招き、「3・11」以後の活動の成果と今後に向けた課題を、具体的な活動の報告をまじえながら提起していただきます。

 原発事故の被害は簡単に「収束」することはありません。
 福島の人々とつながり、支援し、連帯する活動も、これから先に長い道のりが待っています。今後予想される困難を見据えながら、それを乗り越えていくために、まずは現状認識と互いの考えを共有し、具体的なアクションにつなげていきたいと思います。

日時: 12月17日(土)午後1時半―5時半
場所: 明治学院大学白金校舎本館2301教室
東京都港区白金台1-2-37(地下鉄白金台・白金高輪駅下車徒歩約7分)
地図⇒http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
参加費: 500円(明治学院大学学生は無料)
共催: 〈NGOと社会〉の会/明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
■協力:  FoE Japan/子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(子ども福島)

プログラム
■パネリストからの報告・提起
●「放射能汚染対策と脱原発のとりくみ」
満田 夏花(FoE Japan)
●「福島の現状と行動の訴え」
吉野 裕之(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(子ども福島))【避難・疎開・保養班】
●「いわき市での復興支援活動から見えてきたもの」
小松 豊明(シャプラニール震災救援活動担当)
●「JVCの福島支援活動と震災後復興支援について」
谷山 博史(日本国際ボランティアセンター=JVC代表理事)

コメント
猪瀬 浩平(明治学院大学国際平和研究所所員)
原田 麻以(明治学院大学国際平和研究所研究員/ココルーム東北ひとり出張所)

■質疑応答・討論

■コーディネータ
藤岡美恵子(<NGOと社会>の会/法政大学非常勤講師)

【お申込み・お問合せ】
 準備のため、できるだけ事前にお申込み下さい。当日参加も可能です。メールまたはFAXにて、件名に「12/17原発シンポ申込み」とご記入の上、お名前、ご所属(または学籍番号)、連絡先をお伝え下さい。
明治学院大学国際平和研究所
E-mail: prime@prime.meijigakuin.ac.jp
TEL:03-5421-5652 FAX: 03-5421-5653