2015年7月25日土曜日

遺伝子検査って どこが問題なんですか?/放射線リスク言説を検討する~霜田求さんを囲んで

遺伝子検査って どこが問題なんですか?/放射線リスク言説を検討する~霜田求さんを囲んで
市民科学研究室 市民科学講座)


霜田求さんとともに考える遺伝子検査って どこが問題なんですか?
チラシはこちら→csij_b_seminar_02_shimoda_03_hayashi.pdf

2015年8月7日(金)18:30~21:00(18:00開場)
光塾COMMON CONTACT並木町     
参加費: 1000円(学生500円)
事前予約が必要です(定員40名、先着順、申し込みは下記に記したサイトより)

●ゲスト プロフィール
霜田求(しもだ もとむ)
大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学大学院医学系研究科准教授を経て、京都女子大学現代社会学部教授。専門は、生命倫理学、環境倫理学。現在、日本医学哲学・倫理学会会長。共著として、『水俣学研究序説』(藤原書店、2004年)、『遺伝医療と倫理・法・社会』(メディカルドゥ社、2007年)、『生命と環境の倫理』(放送大学教育振興会、2010年)、『シリーズ生命倫理学第12巻 先端医療』(丸善出版、2012年)など。

講座で主に取り上げる、ゲストの論文◆(リンク先からダウンロードできます)
「遺伝学的検査ビジネスをめぐる倫理と法:祖先検査と子ども才能検査を中心に」
「遺伝学的アイデンティティと差別―祖先遺伝学的検査をめぐって―」

●前口上
遺伝学的検査(genetic test)をご存知だろうか?
 検査・診断および遺伝カウンセリングと合わせて「遺伝子診療」として医療機関で実施されるばかりでなく、インターネットで消費者に直販するもの(綿棒による口腔粘膜採取試料や容器に入れた唾液の郵送と結果通知の返送)も出てきている。
 がんや高血圧、心臓疾患、肥満や糖尿病など「予防」への役立ちを謳った「健康診断」や「体質検査」であり、サプリメントの販売促進がくっついていたりする。

 また、医療目的以外にも、欧米諸国での「祖先検査」やアジア諸国の一部でも拡大しつつある「子ども才能検査」や「スポーツ能力検査」もある。
 こうした検査は科学的・臨床的に妥当なものなのか?
 また個人情報保護サービスの品質保証で問題は生じていないのか?
 差別親子関係への不当な介入とならないのか? ......
 倫理的・法的な問題が山積しているように思える。この問題にお詳しい霜田さんに、現状と問題点を整理していただいた上で、大いに議論したいと思う。
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放射線リスク言説を検討する~霜田求さんを囲んで
市民科学講座Dコース 第1回)

日時:2015年8月8日(土)14:00~17:00
場所:市民科学研究室事務所     
参加費無料 (※ただし、軽食代として500円いただきます。)
要事前予約(定員15名、先着順)
メールにてお申し込みください→ renraku@shiminkagaku.org

●プログラム
14:00 開始(発表者3名、それぞれの発表の後に質疑を10分ほど入れる)
・霜田求氏【50分】
「リスクをめぐる言説と対立構図―その批判的検討」(仮題)

・上田昌文氏(市民科学研究室・代表、市民研「低線量被曝研究会」)【20分】
 「"放射線健康影響に関する専門家フォーラム"の実践から」

・柿原泰氏(市民研「低線量被曝研究会」、東京海洋大学准教授)【20分】
 「放射線健康影響問題を歴史的に捉え直す」(仮題)
16:00 総合討論