2015年7月16日木曜日

【緊急のお知らせ】 「学者100人記者会見」(7/20, 学士会館)

【緊急のお知らせ】 「学者100人記者会見」(7/20, 学士会館)

17:00~18:30 学士会館202号室
          (千代田区神田錦町3-28 アクセス)

国会情勢が緊迫するなか、1万人以上の学者の賛同をもって社会に発信します。 100~200人の学者の参加で記者会見に臨みます。まだ席に余裕がありますので、参加を希望される学者の方は、18日夕方までに「お問い合わせフォーム」よりお申し出ください。

7月31日(金) 「安全保障関連法案に反対する学生と学者による共同行動」
17:00~ 砂防会館で集会
18:00~ 日比谷公園までデモ
19:30~ 国会前抗議行動 ※詳細は、近日中にご案内します。


・・・
・同志社大教職員有志が安保法案反対声明 村田学長を非難
 同志社大の教職員有志が15日、安全保障関連法案の成立に反対する声明を発表した。
 同大学の村田晃嗣学長が衆議院平和安全法制特別委員会の中央公聴会で同法案に肯定的な意見を述べたことも批判している。

 声明には約50人が賛同。安保関連法案について「現行憲法の枠組を明白に踏み越えた」とその違憲性を指摘し、村田学長の発言についても「良心教育を基軸とした同志社大のイメージを大きく損なう結果をもたらした」と非難している。

 声明を取りまとめた社会学部の板垣竜太教授は「法案は衆院特別委で可決されたが、今後も成立を阻止するために行動する。声明は近日中に村田学長にも提出する」と話している。
 龍谷大の教職員有志も安保関連法案の撤回を求める声明を出している。(京都新聞)
 ↓
 村田晃嗣という人を、私がメディアで知るようになったのは、2001年の「9・11」前後だったろうか。「日米関係」とか「(国際)安全保障」論を選考する「気鋭の政治学者」という触れ込みで、メディアへの露出を盛んにしていた記憶がある。

 確かに、村田氏が言うように「学者は憲法学者だけではない」。しかし、これは氏のみに限ったことではないが、日本の一市民として「政治学」や「安全保障学」を大学で教え、一般市民に説く学者は、少なくとも己が身とその市民的諸権利を根本から規定している日本国憲法の原理や精神を主体化した上で何かを語るのでなければ、学者としての良識を自ら貶めるだけである。
 はたして、日本の大学で飛躍的に広がっている「(国際)安全保障学」を教える大学知識人に、そのような良識がどこまで備わっているか? このことも一度、じっくり検証する必要があるだろう。

・安保法案:教員ら、法案撤回を 京大では「有志の会」結成 /京都
 衆院特別委で可決された安全保障関連法案に対し、これまで府内の各大学の教員らから反対声明が相次いでいる。
 京都大(京都市左京区)は、教職員らが「自由と平和のための京大有志の会」を結成。
 「戦争は防衛を名目に始まる。生きる場所と考える自由を守り、創るために、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない」とする声明を出し、約700人が賛同した。

 立命館大(本部・中京区)は法学部・法務研究科の教員有志ら計64人が声明を発表。
 憲法学者が相次いで「違憲」を表明したことを踏まえ「違憲法案を推進する政府・与党の姿勢に抗議し、専門家の立場から法案撤回を要求する」としている。
 龍谷大(伏見区)も100人以上の教職員有志が「安倍内閣が進めようとしているのは立憲主義の破壊」などとする声明を出した。【毎日/地方版 川瀬慎一朗、野口由紀】

・真宗大谷派「平和の誓いを空文化」 安保法案撤回求める
 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の里雄康意宗務総長は15日、衆院特別委員会で安全保障関連法案が可決されたことを受け、
 「戦時下に生きた人々の声、無数の死者を背景に制定された日本国憲法の平和の誓いを空文化させるものだ。過去の歴史に学び、未来を開くことに逆行する法案の即時撤回を『悲しみ』をもって強く求める」との談話を発表した。(京都新聞)
/////////////////////////////////////////////////

「安保法制」反対のメッセージの募集

 現在、IWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)では、弊社サイトにて特集ページを立ち上げ、国会で審議中の「戦争法案」に疑問を感じ、反対の声を上げている方々からのメッセージを募っています。

■「安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ」
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%AE%89%E4%BF%9D%E6%B3%95%E5%88%B6%E5%8F%8D%E5%AF%BE

メ ッセージの長短、内容、形式などは一切問いません。短い一行のメッセージでも結構です。エッセイやブログ風のものでも、かまいません。ビジュアル素材(写真、動画、イラスト集)をまじえたものでも結構です。
 知識人、学者や専門家の方であれば、なぜ「戦争法案」は問題なのか、本格的な論文や評論でも大歓迎です。既出の論文等の転載でも問題ありません。
 「自分では上手にメッセージを書けない。しかし、他の人のスピーチや文章で、転載OKのものに、素敵なものがあるのでシェアしたい」ということでも全然かまいません。
 ご多用の折、大変お手数をおかけしますが、メーリスやツイッター、Facfebookなどで、広くみなさまに拡散していただけましたら幸いです。

 メッセージの送り先は、こちらになります。
  office@iwj.co.jp
 みなさまからのメッセージ、お待ち申し上げております。何卒よろしくお願い申し上げます。

日本平和学会春季研究大会 「植民地主義と平和」分科会(7/19, 広島)

日本平和学会春季研究大会/ 「植民地主義と平和」分科会

2015年7月19日(日)12:10-14:10
会場:JMSアステールプラザ(広島市)
http://h-culture.jp/access/

報告1:
「格安コピー用紙の向こう側:グローバル環境ガバナンスのギャップ克服に向けて」
・笹岡正俊(北海道大学大学院文学研究科)
・原田公(麻布大学生命・環境 科学部/熱帯林行動ネットワーク:JATAN)

【報告要旨】→ http://u111u.info/mxLl

報告2:
「植民地主義・脱植民地化と平和学-問題提起として」
・上村英明(恵泉女学園大学・市民外交センター) 

【報告要旨】
 20世紀になって登場した「国際社会」の大きな目的の中心には、国際平和の達成と植民地問題の解消(脱植民地化)がある。
 しかし、これらの目標への取り組みを実態として見た時、国際社会そのものにおいても、また各国においても、国際平和の達成が植民地化問題の解消に対してやや優先して議論された感があり、まずこの構造を紹介したい。
 また、日本では、第二次世界大戦後の社会の中で、平和の達成に重点が置かれ、植民地問題の解消(脱植民地化)は「平和学」のスコープとしてピントがずれたものであった。

 こうした「平和学」自体の構造は、戦後70周年を迎える今日にあっても、戦後補償問題、ヘイトスピーチ、先住民族問題など未解決な脱植民地化問題への取り組みに大きな「影」を落とし、また、間接的に「平和」そのものへの脅威を生み出している。

 本報告では、「先住民族」問題に国連機構を通じて関わり、日本国内での展開に長年関わってきた筆者の体験を踏まえて、「植民地主義・脱植民地化」と「平和学」の関係性に関する問題提起を行ってみたい。日本の「平和学」そのもの方向性に新たな貢献ができれば、幸いである。

討論: 小田博志(北海道大学)
司会: 藤岡美恵子(法政大学)

〈議論が深まらない社会 2015〉  「安保法案」廃案へ向けた議論を深めるために

〈議論が深まらない社会 2015〉
 
「安保法案」廃案に向けた議論を深めるために

 昨日の特別委員会での強行採決に続き、安倍「安保法案」が衆院で強行採決された。
 これから7月後半から9月中旬にかけて、同法案をめぐり、参議院における攻防をはじめ、国会内外での長く、暑いたたかいが展開されることなる。

 しかし、反「安保法案」運動の理論的支柱になっている、「違憲(=憲法九条違反)」とする論理を軸に廃案に追い込もうとする主張では、また再びの敗北は目にみえている、と私には思えてならない。「戦後」の九条の死文化の上に積み上げられてきた、日米の軍産学複合体による安保政策に反対する民衆のたたかいは、敗北に次ぐ敗北を重ね、今日に至っているのである。

 現在の国会における力関係から言えば、安倍内閣が参議院においても強行採決に踏み切り、法案が成立する可能性はきわめて高い、と言わざるをえない。その意味では、法案の廃案をめざす運動は、来年の参院選、そしてその次の衆院選と、自・公政権に変わる次の政権交代を市民サイドから構想する、少なくともその萌芽を宿すような運動として発展することが求められている。(近未来における政権交代の現実的展望はきわめて暗いが、これについては今は触れない。)

 ともあれ、法案廃案をめざすこれからの、とても長くなるであろうたたかいに備えるために、今一度「安保法案」=「違憲」論を分析し、その弱点を、一度じっくり考えてみることが重要である。法案に反対し、運動に参加するようになった人々も、ぜひ一緒に考えてほしい。


Ⅰ 憲法九条体制(レジーム)の下での「安保法案」

1
 安倍「安保法案」は、
①国家の「自衛の措置」(=「国権の発動」としての武力行使)の適用範囲を拡張解釈し、
②その武力行使に、「限定的」「必要最小限度」というきわめて曖昧な「制約」を付帯することによって、
③これまで歴代内閣が「違憲」としてきた「集団的自衛権」の武力による行使に、一般法(憲法の下位法)としての根拠を与え、
④これにより、条約上においても実態としても、これまで軍事同盟ではなかった日米安保体制の軍事同盟化(いわゆる「日米安保の攻守同盟化」に踏み込む憲法解釈上の根拠を与えようとするもの、である。

 「安保法案」の法制化によって、憲法九条は、文字通りの軍事同盟と化した日米安保と平和共存することになる。より具体的に言うなら、法案が目論むのは、例えば、「対テロ」・アフガニスタン戦争においてその合憲・違憲性が激しく議論されたインド洋における自衛隊の「給油活動」、すなわち有志連合軍に対する自衛隊の「後方支援」(=軍事作戦)や、
 同じくその合憲・違憲性が激しく議論された、自衛隊の「平和構築」作戦として展開された対イラク「復興支援」に向けた「派遣」(=派兵)などをめぐり、これからは「違憲」だと主張させなくする、つまり派兵違憲論に対し、その憲法解釈上の根拠を無くそうとするものである。

2
 私は、昨春出版した『終わりなき戦争に抗う』の「序章」の中で、終わりなき対テロ戦争の時代(戦争イコール平和の時代)においては、「戦後」日本を支配してきた二つの神話、すなわち「憲法九条が平和を守る」と「日米安保が平和を守る」のいづれによっても〈平和〉は守れないことを指摘した。
 これに対しては、とりわけ護憲派の読者の中には、強い違和感や反感を持った人もいたかもしれないが、安倍「安保法案」はまさにそのことを如実に示すものである。護憲一辺倒では、安倍内閣の「積極的平和主義」や日米共同の「国際安全保障」政策に抗しきれない時代、それが「終わりなき戦争」の時代である。 

 「違憲立法」論に欠落している、と私には思える議論や論点の中で、最も重大なのは、安倍内閣が「安保法案」を「合憲=憲法九条に違反しない」として提出していること、そのことに対する怜悧な分析である。「安保法案」=合憲論にいったん内在し、その論理を崩し、無化するような論理である。 

・ 法案違憲論に対し、安倍内閣は合憲だと主張する。では、憲法九条解釈において違憲論と合憲論は、何がどう違うのか?
・ 違憲論は、自衛隊の海外「派遣」や日本の「自衛の措置」において、どこまでを「合憲」とし、どこからを「違憲」とするのか?
・ 憲法論において、法案違憲論と安倍内閣は、いったい何が違うのか?
 国会論戦を聞いたり、読んだりしても、これらの境界線が見えてこない。
 だから、議論は不毛な「平行線」に終わるだけで、議論そのものが何も深まらない・・・。
 
3
 〈「安保法案」=合憲論にいったん内在し、その論理を崩し、無化する〉ためには、「安保法案」の大本になっている昨年7月の「集団的自衛権」をめぐる安倍内閣の閣議決定の文章に分け入っていかねばならない。

 「閣議決定」は、「憲法第9条の下で許容される自衛の措置」において、政府の「憲法解釈には論理的整合性と法的安定性が求められる」としたうえで、「安保法案」が「憲法第9条の解釈の基本的な論理の枠内」にあるとし、その根拠を次のように述べている。

・・
(2) 憲法第9条はその文言からすると、 国際関係における「武力の行使」を一切禁じているように見えるが、憲法前文で確認している「国民の平和的生存権」や第13条が「生命、自由および幸福追求 に対する国民の権利」は国政の上で最大の尊重を必要とする旨定めている趣旨を踏まえて考えると、憲法第9条が、わが国が自国の平和と安全を維持し、その存立を全うするために必要な自衛の措置をとることを禁じているとは到底解されない。

 一方、この自衛の措置は、あくまで外国の武力攻撃によって国民の生命、自 由および幸福追求の権利が根底から覆されるという急迫、不正の事態に対処し、国民のこれらの権利を守るためのやむを得ない措置としてはじめて容認されるも のであり、そのための必要最小限度の「武力の行使」は許容される。
 これが、憲法第9条の下で例外的に許容される「武力の行使」について、従来、 政府が一貫して表明してきた見解の根幹、いわば基本的な論理であり、昭和47年10月14日に参院決算委員会に対し政府から提出された資料「集団的自衛権 と憲法との関係」に明確に示されているところである。 この基本的な論理は、憲法第9条の下では今後とも維持されなければならない。

 (3) これまで政府は、この基本的な論理の下、「武力の行使」が許容されるのは、わが国に対する武力攻撃が発生した場合に限られると考えてきた。
  しかし、 冒頭で述べたように、パワーバランスの変化や技術革新の急速な進展、大量破壊兵器等の脅威等により、わが国を取り巻く安全保障環境が根本的に変容し、変化 し続けている状況を踏まえれば、今後他国に対して発生する武力攻撃であったとしても、その目的・規模・態様等によっては、わが国の存立を脅かすことも現実 に起こり得る。

 わが国としては、紛争が生じた場合にはこれを平和的に解決するために最大限の外交努力を尽くすとともに、これまでの憲法解釈に基づいて整備 されてきた既存の国内法令による対応や当該憲法解釈の枠内で可能な法整備等あらゆる必要な対応をとることは当然であるが、それでもなおわが国の存立を全う し、国民を守るために万全を期す必要がある。

 こうした問題意識の下に、現在の安全保障環境に照らして慎重に検討した結果、わが国に対する武力攻 撃が発生した場合のみならず、
 わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これによりわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追 求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合において、
 これを排除し、わが国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないときに、必要最小 限度の実力を行使することは、従来の政府見解の基本的な論理に基づく自衛のための措置として、憲法上許容されると考えるべきであると判断するに至った。

 (4) わが国による「武力の行使」が国際法を順守して行われることは当然であるが、国際法上の根拠と憲法解釈は区別して理解する必要がある。
 憲法上許容さ れる上記の「武力の行使」は、国際法上は、集団的自衛権が根拠となる場合がある。
 この「武力の行使」には、他国に対する武力攻撃が発生した場合を契機とす るものが含まれるが、憲法上は、あくまでもわが国の存立を全うし、国民を守るためのやむを得ない自衛の措置としてはじめて許容されるものである。
・・

 「安保法案」の合憲性解釈を打ち出した上の閣議決定は、「正しい」だろうか?
 「間違っている」としたら、憲法解釈的に、何をもってそう言えるのか? 
 これらの問いに対する自分なりの答えを持つことが、「私たち」に問われている。

4
 安倍「安保法案」を問う際に、避けられない問題のひとつに、これまで「国権の発動」としての武力行使を否定してきたはずの「平和の公明党」が、なぜ、思想的にも路線的にも、到底相容れないはずの安倍自民党と共同戦線を張り、法案の法制化を目論むのか? がある。

 今や公明党は(16年前から?)、「積極的行動主義」の名の下に、「安保法案」論争の「バリケードの向こう側」に立ちながら、〈これまで軍事同盟でも何でもなかった日米安保体制の軍事同盟化〉のお先棒を担ぐ勢力として、積極的かつ行動的に動き回るようになったわけだが、その理由を公明党は、次のように正当化している。ほとんど「閣議決定」を、鸚鵡返しの如く、繰り返しているだけの内容である。

・・
 日本の憲法の考え方、政府の考え方は、9条1項で戦争を放棄して、2項で陸海空の戦力を持たないということを規定しております。一見、非武装を規定しているように読めます。 しかし、憲法の前文では平和のうちに生存する権利を示し、また13条では、国民の人権に対して政府は国政上最大の尊重を要する、と規定しております。
 国民の人権を最も奪う行為が日本に対する武力の攻撃ですから、これを排除するための力は必要であります。しかし9条がありますから、それは最小限のものでなければなりません。こういう考え方で、必要最小限度の自衛力を持つことは許される、こういう考えを取っております。

 個別的自衛権とか集団的自衛権という概念は、国際法で言われる概念でありますが、その集団的自衛権には、日本の国民の人権が台無しになること以外にも、他国をもっぱら守るために武力を使う概念も含まれておりますので、そうした国際法でいう集団的自衛権は日本の憲法は認められない、ということであります。

 他国に対する攻撃がきっかけであったとしても、それが日本に対する攻撃と同様に、日本の国民に深刻・重大な被害をもたらすような攻撃であれば日本は武力行使で反撃できるという、極めて限定的な意味での国際法上の集団的自衛権は認められる、という風に今回考えたわけです。

 日本の自衛権の行使が許されるのは、他国に加えられた攻撃か自国に加えられた攻撃か、ではなく、その攻撃が日本の国民の権利を根底から覆すことが明白なのかどうかという、客観的な考え方で一貫して捉えられているのが日本政府の考え方です。このような考え方は論理的に一貫しているものであり、また、これからも変わらないという、という意味で法的にも安定していると思います。

 ⇒「【全文】公明党・山口代表が安全保障法制について会見 」(BLOGOS 6/12/2015)より
・・

 「私たち」は、「安保法案」を違憲だと言い、認めない。
 しかし、「彼/彼女ら」は、合憲だと言い、法制化しようとする。
 どちらが「論理的に一貫」しており、「法的にも安定」している、と言えるのか? 
 あなたは、何と言うだろう。そして、その憲法解釈上の根拠は何だろう。


5 「違憲」なのか、それとも「違憲の疑いがある」なのか?
 「安保法案」を「違憲立法!」と断定することと、「違憲の疑いがある」と示唆することの間には、大きな違いがある。例えば、民主党は、少なくとも岡田代表をはじめとする党主流派は、「違憲立法」とは言わず、「違憲の疑いがある」という言い方をする。

・・
 時の内閣の判断で、戦争を始めてしまう。戦争を始めるということになれば、それによって救われる部分もあるかもしれませんが、反撃を当然食うので、日本国民の命、暮らし、ここに甚大な影響が及ぶ可能性があります。

 そういうところについて、しっかりとした議論がまだまだ必要だと思います。これだけの状態、そして金曜日の夜には、多くの学生が国会議事堂を取り囲んで、法案に対する反対を口々に唱えられました。学者も反対している、法制局長官経験者も憲法違反だと言っています。
 そして全国の自治体議員で、数多くの慎重審議を求める決議がなされています。それにもかかわらず、今週、強行採決がささやかれています。

 そういうことはあってはならないことです。安全保障法制に対する、国民の幅広い理解がなければ、これを闇雲に進める、特に憲法違反の疑いが非常に強いものを内閣がやってしまうのは、これは立憲国家、法治国家としての破壊になります。

⇒「存立事態」(岡田克也 7月13日)より
・・

 岡田民主党代表は、「安保法案」を憲法違反と断定する一歩手前で逡巡し、注意深く、その「疑いが非常に強い」と表現にとどめようとする。それは、なぜなのか? それが〈問題〉である。


Ⅱ 憲法九条と「自衛の措置」

 「平和の公明党」は、「安保法案」を廃案に追い込むたたかいの「バリケードの向こう側」にいるが、民主党は党として、明確かつ鮮明な「違憲立法」論を打ち出せない。当面、廃案に向けた野党共闘にはやぶさかではないが、安倍「安保法案」に代わる岡田「安保法案」を、全党一致で取りまとめることは、おそらくできないだろう。
 なぜなら民主党は、政権交代に際して、自公政権の安保政策の抜本的見直しを回避し、大枠においてそれを踏襲、継承する方針を採ったからである。

 「日米安保」を日本の安保政策の中軸に据え、「日米同盟」なるものの「深化」をめざす、という点では、民主党と自公政権との間に何らの齟齬もない。民主党が党として反対しているのは、一つには「アジア・太平洋」地域を越えた「日米安保のグローバル化」と、
 もう一つには、安倍政権の「手続き的民主主義」や「熟議民主主義」を否定し、「立憲主義」の否定の「疑い」もある、その「上から目線」的、つまりはその官僚主義的で独善的な「政治手法」なのである。

 もちろん、これら一つ一つが重大な問題であり、法案と強行採決に対する十分な反対理由たりえるものではあるが、しかし民主党にはどこかしら「揺らぎ」が垣間見えるのも事実である。はっきり、しないのだ。その意味では、「私たち」は、今後、民主党の党内でどのような議論が起こってくるか、最後の最後に民主党がどうなるか、どうような立ち振る舞いをするか、についても監視を怠らないようにする必要がありそうである。民主党には「前科」があるからだ。

 では、安倍「安保法案」は、違憲だと断定できるのか、それも「違憲の疑いがある」程度の代物なのか? 私も、違憲だと断定する者の一人である。けれども、事はそう簡単ではない。

 ここから先に議論を進める一助として、ここで、ビジュアル的にも非常に参考になる資料を一つ紹介しておこう。 和田千才という人が16日付で公表した、「【安保法案】集団的自衛権、憲法制定時からこんなに変わった」である。その冒頭部には、次のように書かれている。

・・
もともと憲法9条で
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
と定められており、憲法制定時の政府は「日本に自衛権はあっても行使することができない」と考えていた。
 しかし、日本をめぐる安全保障環境が変化するたびに、日本政府は「わが国に軍隊はない」と主張しながらも、自衛隊が活動できる範囲を変えるなど、憲法に対する解釈を変えてきた。
 (中略)

 憲法制定時でも、日本政府は自国に自衛権があるとの考え方を取っていた。しかし、憲法9条2項によって、「一切の軍備と国の交戦権を認めない結果、自衛権の発動としての戦争も、また交戦権も放棄した」と当時の吉田茂首相は発言しており、憲法によって自衛権の行使が認められないと解釈していた。

■米ソ冷戦「武力によらざる自衛権」
 自衛権が認められない当時、万が一の場合には国連軍が日本を守ることが想定されていた。しかし、米ソ冷戦が勃発。吉田首相は1950年1月、「武力によらざる自衛権を日本は持つ」と発言し、その後のアメリカとの軍事同盟の成立を匂わせた。旧日米安全保障条約が結ばれたのは1951年だった。
・・

 「自衛権」と「自衛の措置」、「自衛の措置」と「武力行使」。
 これらを日本国憲法の中に、あなたはどう読むか?
 憲法九条は、まだ生きているのか、それとももう死んで(死文化)しまっているのか?
 議論はそこから始まり、そこでまず深められねばならないのである。


⇒2015年8月12日 「「必要最小限度の自衛の措置」って何?」につづく

・・・
・ 安保法案が衆院通過 特別委に続き与党強行
 集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案は、16日午後の衆院本会議で自民、公明両党などの賛成により可決され、衆院を通過した。民主党など主な野党は質疑打ち切りに抗議して採決前に議場を退出。15日の衆院平和安全法制特別委員会に続き、与党が採決を強行した。安倍晋三首相が目指す今国会中の成立をめぐる与野党攻防の舞台は参院に移る。
 衆院審議では憲法との整合性を疑問視する声が強まったほか、拡大する自衛隊活動に関し歯止めが不明確だとの指摘もあり、参院審議でも焦点になりそうだ。

 法案は自衛隊法や武力攻撃事態法など10本の改正案を一括した「平和安全法制整備法案」と、他国軍の後方支援を随時可能にする新法「国際平和支援法案」の2本。
 米国など「密接な関係にある他国」に対する武力攻撃が発生した場合に「存立危機事態」と認定されれば、歴代政権が憲法9条の下で禁じてきた集団的自衛権の行使を可能にするなど、戦後の安保政策の転換となる。

 民主党の岡田克也代表は本会議で反対の立場から討論し「法案に対する反対の声はより高まっている。首相は国民の理解を得られなかったと率直に認め、直ちに撤回すべきだ」と訴えた。
 維新の党が提出した安保関連法案の対案も採決され、与党の反対多数で否決された。
 衆院本会議は午後1時すぎに開会し、特別委の浜田靖一委員長(自民党)が法案の審議結果を報告。与野党が賛成、反対の立場で討論した。民主、共産両党は討論で反対意見を表明した後、採決前に退席。維新は対案の採決後に議場を出た。社民、生活両党も採決に加わらなかった。(中国新聞)
・・・


【参考資料】
□ 平和安全法制 (概要(PDF) )
 ○ 平和安全法制整備法 : 我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律 /案文(PDF)/新旧対照表(PDF)/参照条文(PDF)/要綱(PDF)/

 ○ 国際平和支援法 : 国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律 /案文(PDF)/参照条文(PDF)/要綱(PDF)/


【参考文献】
 『日米同盟という欺瞞、日米安保という虚構』 (新評論 2010)
  「安保は軍事同盟ではない」。これが日本政府の公式見解だ。だとしたら、「日米同盟」の法的根拠とは何か。あるいはその逆に、安保が軍事同盟であるなら安保条約のどこにその根拠を見出しうるのか。また、かつて吉田茂は旧安保条約を米軍の「駐兵条約」と言ったが、ではそれを改定した現安保条約は在日米軍の無期限駐留を米国に保障した条約という以上の、何か具体的な軍事的意味を持つものなのか。
 岸信介は条約改定によって米国が「対日防衛義務」を負い、それによって安保は日本の「平和と安全」を「保障」する条約になったと語った。しかし、吉田茂もまたそれと同じことを語り、旧条約の国会「承認」を強行したのである。

 安保条約第五条一項。この条項はこれまで日米の「共同作戦」を規定した条項だと解釈されてきた。本書はそのような解釈に真っ向から挑戦する。北大西洋条約を始めとした軍事同盟条約と安保条約の条文の一字一句をつぶさに対照しながら、本書は安保条約が結局のところ「改定された駐兵条約」であり、1970年代末期に登場した日米同盟論が、「在日米軍の無期限駐留のための安保条約の無期限延長」を正当化するために捏造された、条約上の根拠なき政治宣言に過ぎないことを明らかにする。

 その意味で本書は、安保を「冷戦の産物」と捉え、軍事同盟規定した旧社会党や共産党の安保=対米従属論、さらには「60年安保」後の護憲運動が「九条を守る」ことを第一義に置き、安保問題を後景化させてきたことなどをも批判的検討の俎上にのせている。「日米同盟という欺瞞」を暴き、「日米安保という虚構」の物語を解体し、在日米軍の無期限駐留を阻むためには避けて通ることができない課題としてそれはある。
 読者の忌憚無き批判を仰ぎたい。

[本書の構成] 
第一章 日米同盟という欺瞞
第二章 日米安保という虚構(Ⅰ)――日米「共同防衛」の幻影
第三章 日米安保という虚構(Ⅱ)――安保=日米軍事同盟論をめぐって
第四章 憲法九条の死文化と日米安保――国家の自衛権をめぐって
第五章 憲法九条の死文化のメカニズム――「普通の国家」と霞ヶ関イリュージョン
第六章 国連憲章第五一条と「戦争と平和の同在性」
終章 日米同盟を再考し、日米安保に期限をつけるために
「目次」の詳細はこちら、 「まえがき」はこちら、 「あとがき」はこちら、をご覧ください。

2015年7月15日水曜日

安保法案が強行採決された日

安保法案が強行採決された日

・安保法案、可決を強行 与党単独、野党は抵抗 
 集団的自衛権行使の解禁を柱とする安全保障関連法案は15日午後、衆院平和安全法制特別委員会で自民、公明両党の賛成により可決された。
 審議継続を強く求めた民主党など野党は採決阻止を試みて抵抗し、与党が単独で強行した。

 安倍晋三首相は採決に先立つ締めくくり質疑で「国民に十分な理解を得られていない」と認め「理解が進むよう努力を重ねていきたい」と強調した。
 与党は16日にも衆院本会議で可決・衆院通過させ、参院審議を経て今国会中に成立させる構えだ。
 野党議員が採決反対を訴えるプラカードを掲げ、怒号が飛び交う中で、与党は採決に踏み切った。(共同)

・安保法案:衆院特別委で可決 与党単独で強行採決
 集団的自衛権の行使などが可能となる安全保障関連法案は15日午後、衆院平和安全法制特別委員会で、与党単独による強行採決で可決された。
 与党は16日に衆院を通過させ、参院に送付する方針。関連法案は自衛隊法や武力攻撃事態法の改正が柱。
 日本周辺での有事で米軍を支援するための周辺事態法を改正し、地理的制約を撤廃する「重要影響事態法案」も含まれる。関連法案が成立すれば、自衛隊の海外での活動は大きく拡大する。

 関連法案は、他国軍を後方支援するための「国際平和支援法案」と、既存の10法を一括して改正する「平和安全法制整備法案」の2本。
 採決に先立ち、安倍晋三首相が出席して締めくくりの質疑を行った。
 首相は「(法整備には)批判もあるが、確固たる信念と確信があれば政策を前に進めないといけない」と成立に強い意欲を示した上で、「残念ながらまだ国民の理解はない。今後も丁寧に(議論を)進めたい」と述べた。

 これに対し、民主党の大串博志氏は「議論していない論点は山ほどある。審議を打ち切らないでほしい」と要求。
 維新の党の下地幹郎氏も「憲法学者が『違憲』と指摘した問題は未解決だ。最高裁の違憲判決が出れば一からやり直しになる」と警告した。
 質疑終了後、民主、共産両党は採決に応じず、浜田靖一委員長(自民)に抗議。維新は採決の際に退席した。

 一方、衆院議院運営委員会は15日午後の理事会で、衆院本会議の日程を協議し、与党側は16日に安保関連法案の採決を提案する方針。16日に衆院を通過すれば、参院が議決しなくても衆院の出席議員の3分の2で再可決できる「60日ルール」が9月14日以降に適用でき、同27日までの今国会での成立が確実になる。

 関連法案のうち、整備法案は、日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される「存立危機事態」を規定。同事態の際に集団的自衛権を行使できるようにするため、自衛隊法と武力攻撃事態法の改正案を盛り込んだ。
 集団的自衛権を巡っては憲法学者を中心に「違憲」との批判が強まっている。政府は行使を判断する具体的な基準についても明確にしていない。

 重要影響事態法案では米軍以外の他国軍の支援や弾薬の提供も可能になる。
 国際平和支援法案は、自衛隊を迅速に派遣し、国際社会の平和のために武力行使する他国軍を後方支援する。
 両法案によって、自衛隊の活動範囲は従来の「非戦闘地域」から「現に戦闘が行われている現場以外」に拡大する。
 野党は「自衛隊員のリスクが増大する」と追及したが、政府はこれを否定している。

 このほか、
▽国連平和維持活動(PKO)で、巡回、検問などの治安維持任務を可能にし、任務遂行のための武器使用もできるようにするPKO協力法改正案
▽武力行使に至らないグレーゾーン事態でも米軍などの防護が可能となる自衛隊法改正案
▽国際社会の平和と安全のためでも船舶検査の実施を可能とする船舶検査活動法改正案−−などが盛り込まれている。【毎日 青木純、飼手勇介】

【写真特集】
安保法案:「戦争させない」2万人超が反対集会(7月14日、毎日)
http://mainichi.jp/graph/2015/07/15/20150715k0000m040083000c/001.html
///////////////////////////////////////


強行採決 なんかに負けない
立憲フォーラム・戦争をさせない1000人委員会 共催
「戦争法案」を葬ろう 連続集会

◆沖縄/辺野古移設・安保法制・アジアの未来について

 7月16日(木)午後5時~ 憲政記念館 講堂
 高野孟(ジャーナリスト)、各界から緊急アッピール


 安倍政権はなりふりかまわず、15日に衆議院安保特別委員会で「戦争法案」を強行採決しようとしています(→しました)。
 『毎日』に続き『朝日』、日本テレビ系の世論調査は安倍内閣不支持率が支持率を上回った結果が出ています。安保関連法案に対しても「反対」は「賛成」の2倍以上。

 にも関わらず、国民の思いも、憲法学者の判断も、海外メディアの批判も聞く耳を持たない安倍政権の暴走が、日本をかってない危機へと導こうとしています。
 「安倍政権はすでに末期の入り口に差し掛かった」と見るジャーナリストの高野孟さんが、安倍独裁政権の問題点を鋭く突きます。また、日弁連や立憲デモクラシー、宗教者から怒りの緊急アピールがあります。


◆70年談話前 「村山談話」と米歴史学者の意見を聴く

 7月23日(木)午後5時~ 憲政記念館 講堂
 村山富市(元首相)、ジョルダン・サンド(歴史学者)

◆戦後史から、「60年安保」と今国会を考える

 7月30日(木)午後5時~ 参院議員会館1階 講堂
 保阪正康(作家)、宗教界など各界からのアピール

入場は無料。お問い合わせは江崎孝参院事務所(03-6550-0511、参‐511)
15日(水)~17日(金) 国会正門前抗議行動を行っています。ご参加下さい。

・・・
・<安保法案>地方から問う暴挙の意味
◎河北新報編集局次長兼報道部長 今野俊宏

 戦争は嫌だ、子どもを戦場に送りたくない、という生活者の純粋な感情に右も左もない。政権与党は15日にも安全保障関連法案を衆院平和安全法制特別委員会で強行採決する構えだ。それがなぜ暴挙なのか。地方の視点で考えてみたい。

 先週の土曜日、宮城県内に安倍晋三首相の姿があった。復興予算の一部を地元負担とする方針を決めてからは初の被災地入りだ。南三陸町の仮設商店街で被災者と懇談する写真が紙面に掲載された。その満面の笑みと、「安保法制と徴兵制を結び付けるのは無責任なレッテル貼り」と国民の不安視に全く耳を傾けようとしない姿勢のギャップは何なのだろう。

 前日の10日、筆者も南三陸町にいた。仙台市で11日に開かれた「日韓地方紙フォーラム」に参加する韓国の地方紙幹部らの被災地視察に同行した。案内役をお願いした地元の語り部後藤一磨さん(67)の最後の言葉が心に響く。

 「最近、おじいさんの仲間入りをした。1歳半の孫のかわいい姿を見るたびに、将来、こんな素晴らしい町に生まれて良かったと言ってもらえるか、それともどうしてこんな町にしてしまったのかと怒られるのか、そればかり考えてしまう」。
 再生へ向けたまちづくりの話だが、安保法制の議論とも深くつながる。このままでは将来、私たち一人一人が「どうしてこんな国にしてしまったのか」と問われかねない。

 河北新報の調査では、安保法案をめぐり、東北6県の県議会と市町村議会で廃案や徹底審議などを求める意見書・請願を6月定例会や臨時会で審議した自治体のうち、半数以上の54議会が可決、採択した。各報道機関の世論調査でも法案への支持は過半数が反対で、安倍政権が法案を十分に説明しているかは8割以上が不十分と答えている。

 数字だけではない。安保法案に対する論調は地方紙の方が批判的だ。なぜか。地方紙は読者との距離が生命線と言える。太平洋戦争末期に2度襲った艦砲射撃を生き延び、体験談を伝える釜石市の和田乙子さん(85)は、本紙取材に「戦争のにおいがしてきた」「戦争は誰も幸せにしない」と語った。何事も賛否はあるが、地域で生活する人々の肌感覚こそ大切にしたい。
 警鐘を鳴らすことに臆したとき、新聞はその役割を失う。戦後70年。河北新報は常に地域の読者に支えられてきた。地域の代弁者として政権を監視していく。

・<安保法案>元裁判官2人「反対」街頭演説へ
 元裁判官も「ノー」-。
 集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案は憲法違反だとして、仙台高裁秋田支部長と仙台地裁所長をそれぞれ務めた元裁判官2人が16日、仙台市内で街頭に立ち、法案への反対を表明する。元裁判官が審議中の法案に旗幟(きし)を鮮明にするのは極めて異例。

 2人は元仙台高裁秋田支部長の守屋克彦さん(80)と元仙台地裁所長の泉山禎治さん(79)。定年退官後、ともに仙台弁護士会に所属する。与党が15日に法案を衆院特別委で採決、16日に衆院本会議で可決させる動きに出たため、同弁護士会が街頭演説への参加を打診し、両氏が快諾した。

 泉山氏は河北新報の取材に「国民の権利に大きく関わる問題であり、歴史的な曲がり角に差し掛かっている」と指摘。最高裁が「必要な自衛の措置」を認めた1959年の砂川事件判決に触れ、「最高裁判決を乱用し、国民の意思に反して強行採決することは看過できない」と語った。
 仙台弁護士会の北見淑之副会長は元裁判官2人の異例の意思表示に「非常に強い危機意識が背景にある。多くの市民に元裁判官の肉声を聞いてほしい」と呼び掛けた。

 街頭演説は16日午後5時半から、仙台市青葉区の一番町平和ビル前。東北大の小田中聡樹名誉教授(刑事訴訟法)ら識者計5人がマイクを握る。(河北新報)

2015年7月14日火曜日

安田純平氏からの便り

安田純平氏からの便り

安田純平 ‏@YASUDAjumpei 6月20日
現場を否定するということは個々の人間の存在を否定するに等しいと思う。
せっせと取材の邪魔をする安倍政権とかその支持者とか、現場なんか見なくてもネット見てれば全て分かるとか言っているネトウヨとかネトサヨ陰謀論者とか、根本的な問題としてそのあたりが共通してあるのだと思って見ている。

安田純平 ‏@YASUDAjumpei 6月20日
陰謀論者はなぜシリアに行って直接取材しないのか?反政府側地域にいる人間が赤ん坊から年寄りまで全部外国人だなんて、証拠取ってきて事実で示せばいいのに。シリアの本書いている研究者も陰謀論者いるが、反政府側に接触している形跡が全くないんだが今時の研究は現場なんかどうでもいいわけか。

安田純平 ‏@YASUDAjumpei 6月18日
テロリストとか過激派とか、あんなの全部外国人だとか、それぞれを確認もせずに言うことで無差別殺戮を正当化してきたのが対テロ戦争。シリアへ行った2012年にも「反政府側なんて全部外国人、全員イスラム過激派」という陰謀論があり、ほんとかよ、と思って当事者たちに会いに取材に行ったわけだ。

安田純平 ‏@YASUDAjumpei 6月18日
戦争などは特にそうだが、現場で見られるものは限られていて、現場に行けば全てが分かるなんて思って行く人はいないだろう。特に内戦などは外部の干渉があり、国単位の大きな動きもある。しかしそこで生きている人にはそれぞれの事情があって、そういうものを少しでも知りたくて私は現場に行っている。

安田純平 ‏@YASUDAjumpei 5月29日
自衛隊は自らトラック野郎やるつもりなのかね。イラクではトラックはインド人らが運転する民間で、軍は兵員輸送車や戦闘ヘリで前後を守るというコンボイを組んでいた。後方支援だが実は護衛任務で、そのクラスの武装でないと誰もコンボイに入りたがらないから自衛隊もそういう武装になると思うが。



安田純平氏がシリアで拘束されるも、安倍官邸が安保法制への影響を考え情報を隠蔽!?
LITERA
・「ISに拘束された可能性がきわめて高く、政府も7月はじめにはこの事実を把握していたようです」(官邸担当記者)
・【編集部注:7月13日22時1分、情報を訂正・更新します。当初、安田氏はISに拘束された可能性が高いとの話でしたが、記事配信後、別のイスラム過激派組織であるとの有力情報が得られました。】
・ところが、菅義偉官房長官は9日の会見でこの情報を質問されると、「拘束されたとの情報には接していない」と否定。
 岸田文雄外相も「少なくとも現在、邦人が拘束されたとの情報は入っていません」「(安田氏がシリアに入ってることも)確認していない」とシラをきった。なぜか。(以下略)

2015年7月13日月曜日

7・26 戦争立法反対!ママの渋谷ジャック! 安保関連法案に反対するママの会


自民、安保15日に採決方針
  自民党の谷垣禎一幹事長は13日の記者会見で、集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案を15日に衆院平和安全法制特別委員会で採決する方針を表明した。
 同党は15日の採決日程を特別委理事会で提案したいと民主党に打診。民主党は拒否した。

 与党は13日の理事会での正式提案は見送ったが、14日午後に維新の党と対案について再協議する予定で、結果を踏まえ最終判断するとみられる。16日の衆院通過に向けた動きを一気に表面化させ、野党との攻防はヤマ場を迎えつつある。
 谷垣氏は党役員会で、委員会の質疑終結時に行う締めくくり質疑を15日に実施したいとの意向を示した。(共同)
・・・


7・26 戦争立法反対!ママの渋谷ジャック! 安保関連法案に反対するママの会 
  「ママは、あきらめない、本当に止める」
 
渋谷をママの声で埋め尽くそう!!
「 7・26 戦争立法反対!ママの渋谷ジャック!(仮)」計画中!

安保関連法案の強行採決がもくろまれています。

国会の中で何が行われようと、わたしたちの声を上げつづけることで、その不正義を明らかにしたいと思います。

先日は渋谷駅前で、学生らの大規模な集会がありました。


 今度は、わたしたちママがそれに続きたいです!!

この街頭宣伝のスタッフになってもらえませんか?


 (ママでなくても可、むしろママは動きづらいので、ママがスピーチできるように、すべての層のみなさんのサポートが欲しいのです)
 

安保関連法案に反対するママの会では、会を立ち上げてほんの数日で「いいね!」が2000件を超え、賛同人も1000人を超えました。


 「何かしたかったけど、どうしていいかわからず、待っていた」というコメントをたくさんいただいています。 

 
そういう人たちと、手を取り合って、首都のど真ん中に集結しませんか。
SNSでつながりあったわたしたちが、街頭に飛び出すときが来たのだと思います。
すべてが手探りです。

 発起人は京都在住のため、直接は企画に携われません。
どうか、どうかあなたのお力を貸してください。

⇒安保関連法案に反対するママの会 連絡先:090-9330-5632
  
・ママの会 | Facebook
・@MothersNoWar) | Twitter

///////////////////////////////////////////// 
 
 




⇒戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

・戦争法案廃案!強行採決反対!7.14大集会
日時:7月14日(火)18時30分~
 場所:日比谷野外音楽堂 ※集会後、国会請願デモ

・強行採決反対!7.15国会正門前座り込み行動
日時:7月15日(水)13時~17時
 場所:国会正門前

・強行採決反対!7.15国会正門前大集会
日時:7月15日(水)18時30分~19時30分
 場所:国会正門前

・強行採決反対!7.16国会正門前座り込み行動
日時:7月16日(木)13時~17時
 場所:国会正門前

・強行採決反対!7.16国会正門前大集会
日時:7月16日(木)18時30分~19時30分
 場所:国会正門前

・強行採決反対!7.17国会正門前座り込み行動
日時:7月17日(金)13時~17時
場所:国会正門前

・強行採決反対!7.17国会正門前大集会
日時:7月17日(金)18時30分~19時30分
 場所:国会正門前

・・・
・安保法案 市民ら「簡単に決めるな」 「審議300時間でも足りない」
 安保関連法案をめぐる中央公聴会が開かれた国会近くの衆院第二議員会館前では十三日、「法案採決のアリバイづくり」につながるとして公聴会開催に抗議する集会が開かれた。参加者は「アリバイづくり許さない」などと声を張り上げ、採決を目指す政府与党に抗議の声を上げた。

 栃木県鹿沼市の主婦松田栄子さん(64)は「お茶の間で何かを言っていても仕方がないのでここまで来た。人が殺し、殺されるようなことになってはいけない」と語気を強めた。
 東京都世田谷区の無職高橋知文さん(61)は「憲法の根幹に関わるこの法案は、簡単に決められるものではない。与党の議員は自分の頭でよく考えて判断してほしい」と訴えた。

 日本体育大で憲法を教える清水雅彦教授は衆院での法案審議時間が百時間を超え、与党幹部が採決に向けた環境が整ったとの見解を示している点に「法案の中身からすれば、審議時間は三百時間でも足りない。一国会でやる内容ではない」と反論。「世論調査などを見れば、採決は強行すべきではない。皆さんも声を上げてください」と呼び掛けた。

 「映画人九条の会」事務局長の高橋邦夫さんは、戦時中の映画人が、当局から厳しい検閲や規制を受けたり戦意高揚映画を作らされたりした苦い経験を振り返り「だからこそ、今回の戦争法案に大きな危機感と怒りを持っている。民主主義そのものが問われる大変な事態だ」と憂慮した。

 集会は市民団体でつくる「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が呼び掛け、約二百人(主催者発表)が駆け付けた。厳しい暑さの中、参加者はタオルで汗をぬぐったり日傘を差したりしながら「戦争させない」などと記したカードを掲げた。(東京新聞)

STOP HATE SPEECH! 院内集会★part2 ~今こそ人種差別撤廃基本法の実現を~

院内集会★part2
★ STOP HATE SPEECH!
~今こそ人種差別撤廃基本法の実現を~
(7/22、東京)

──────────────────────────────────────
6月26日の「院内集会 STOP HATE SPEECH ! ~今こそ人種差別撤廃基本法の実現を」では、議員・議員秘書16人を含む、200数十人の参加を得て、参議院議員会館講堂がいっぱいになり、各紙で報道されました。

しかし、6月23日から2週間連続して、東大阪の在日コリアンの集住地域で在特会らが差別街宣を行い、それを警察が守り、日々被害を拡大再生産するなど、法整備は一刻の猶予もありません。

そこで、私たちは、6月集会に引き続き、今国会での法案可決にむけた集会を開きます。
ぜひとも多くの方のご関心、そして当日集会へのご参加をお願いいたします。

◆日時◆
2015年 7月22日 (水) 15:00~16:30
*14:30から1階ロビーで入館証を配布します。
事前申し込み不要です。

◆会場◆
参議院議員会館 101号室(東京都千代田区永田町2-1-1)
-最寄駅:東京メトロ「永田町」駅、または「国会議事堂前」駅
〔地図〕http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/shuhen/shuhen.html
詳細は以下のリンクからご覧になれます。
http://imadr.net/stop-hatespeech-part2/

2015年7月12日日曜日

憲法研究者〈全国出前講師団〉結成のお知らせ

開催強行反対! 7.13 中央公聴会抗議行動
日時: 7月13日(月) 8時30分~12時30分
場所: 衆議院第二議員会館前

⇒戦争法案廃案!強行採決反対!7.13-17国会前行動
///////////////////////////////////////////////


憲法研究者〈全国出前講師団〉結成のお知らせ

 「安保法制」に対する反対の声は全国に広がっていますが、法案の複雑さ、国会での政府の説明の不十分さもあって、法案の内容が十分に理解されて いるとはいえないと思います。
 国民一人ひとりが主権者として自分の頭で考え、意見を表明するためには、まず問題となっている法案の中身を知ることが必要で す。

 私たち憲法研究者有志は、専門の見地から必要な情報を提供するために〈全国出前講師団〉を結成し、学習会の講師依頼に応えることとしました。
 法案の内容や問題点について学習したいと思っていらっしゃる皆さん、是非この講師団をご活用下さい。

 全国津々浦々、どこへでも、何人の集まりでも、講師を「出前」します。


1.講師派遣依頼の要領

(1)全国の地域ごとに連絡窓口を置きますので、学習会の開催地域ごとに、窓口担当者までご連絡下さい。窓口担当者と連絡先は以下の通りです。

関 東: 中川 律(埼玉大学准教授)   rnakagawa#mail.saitama-u.ac.jp
東 海: 大河内美紀(名古屋大学教授) om0503#outlook.com
関 西: 本 秀紀(名古屋大学教授)   moto#law.nagoya-u.ac.jp
その他: 本 秀紀(名古屋大学教授)   moto#law.nagoya-u.ac.jp
#のところは@に変えて下さい。

(2)講師派遣のご依頼の際は、以下のことをお知らせ下さい。
・開催日時、場所、講演時間
・主催者名、連絡先、催し物名、講演テーマ、講師への注文
・講師の希望がある場合は講師名

(3)派遣可能な講師が決まりましたら、窓口担当者からお返事させていただきます(調整に一定の日数がかかることをご了承願います)。

(4)講師料は相談に応じます(最低限、交通費等の負担はお願いいたします)。


2.講師団名簿

愛敬浩二(名古屋大学教授)、青井未帆(学習院大学教授)、足立英郎(大阪電気通信大学教授)、石川裕一郎(聖学院大学教授)、伊藤雅康(札幌学院 大学教授)、稲 正樹(国際基督教大学客員教授)、植野妙実子(中央大学教授)、植松健一(立命館大学教授)、植村勝慶(國學院大学教授)、浦田一郎(明治大学教授)、大 河内美紀(名古屋大学教授)、大野友也(鹿児島大学准教授)、岡田健一郎(高知大学准教授)、岡田信弘(北海道大学特任教授)、奥野恒久(龍谷大学教 授)、小栗 実(鹿児島大学教授)、小沢隆一(東京慈恵会医科大学教授)、

上脇博之(神戸学院大学教授)、河合正雄(弘前大学講師)、河上暁弘(広島市立大学准教 授)、北川善英(横浜国立大学名誉教授)、君島東彦(立命館大学教授)、倉田原志(立命館大学教授)、倉持孝司(南山大学教授)、小林 武(沖縄大学客員教授)、小松 浩(立命館大学教授)、齊藤小百合(恵泉女学園大学教授)、佐藤潤一(大阪産業大学教授)、澤野義一(大阪経済法科大学教授)、志田陽子(武蔵野美術大学 教授)、清水雅彦(日本体育大学教授)、菅原 真(南山大学教授)、高橋利安(広島修道大学教授)、多田一路(立命館大学教授)、只野雅人(一橋大学教授)、建石真公子(法政大学教授)、塚田哲之(神 戸学院大学教授)、長岡 徹(関西学院大学教授)、

中川 律(埼玉大学准教授)、中里見 博(徳島大学准教授)、長峯信彦(愛知大学教授)、成澤孝人(信州大学教授)、西原博史(早稲田大学教授)、丹羽 徹(龍谷大学教授)、根森 健(新潟大学・埼玉大学名誉教授)、福嶋敏明(神戸学院大学准教授)、藤野美都子(福島県立医科大学教授)、前原清隆(日本福祉大学教授)、三宅裕一郎 (三重短期大学教授)、三輪 隆(埼玉大学名誉教授)、村田尚紀(関西大学教授)、本 秀紀(名古屋大学教授)、横田 力(都留文科大学教授)、脇田吉隆(神戸学院大学准教授)、和田 進(神戸大学名誉教授)、渡辺 洋(神戸学院大学教授)、渡邊 弘(活水女子大学准教授)

[計57名=7月12日現在]

⇒STOP! 違憲の「安保法制」  憲法研究者共同ブログ

・・・
・安保関連法案 首相、来週の採決を強く示唆
 安全保障関連法案をめぐり安倍首相は11日、「決めるべき時には決める」と語り、来週、採決に踏み切る考えを強くにじませた。
 安倍首相「いつ採決をするか、これは委員会において皆さんがご判断いただきたい。いずれにしても決めるべき時には決めるということではないかと思います」
 安保関連法案について、来週中に採決する考えがあるかを問われたのに対し、安倍首相は「決めるべき時には決める」と答えた。来週、採決に踏み切る考えを強くにじませたもの。

 自民党・二階総務会長「党を挙げて、私たちはこの重要な課題、国家的課題(安保関連法案)にチャレンジしていくつもり」
 また二階総務会長は、「週が明ければ重大な局面を迎える」などと述べ、来週、採決に踏み切るとの見通しを示した。
 法案について政府・与党は、来週中に衆議院を通過させたい考えだが、野党側は強く反発している。与野党の攻防は来週、最大の山場を迎える。(ytv)

・地方議会、安保転換を懸念 国に意見書400件以上
 安倍政権が集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更を閣議決定した昨年7月から1年間に、全国の地方議会が国会に提出した安全保障政策関連の意見書が少なくとも469件あり、うち463件が閣議決定の撤回や安保関連法案の廃案ないし慎重な審議を求める内容だったことが11日、衆参両院事務局への取材で分かった。

 意見書のほとんどが国民に最も身近な市町村議会からで、政府の安保政策転換への反対や慎重論が根強いことが浮き彫りになった。法整備の推進や、法案の今国会での成立を求めた賛成の意見書はわずか6件だった。(共同)

・長崎の平和宣言起草委が最終会合
 長崎市は11日、8月9日の長崎原爆の日に田上富久市長が読み上げる平和宣言文起草委員会の最終会合を開いた。
 市は提示した文案で、国会での審議が続く安保法案について
 「戦争をしないという憲法の平和理念を忘れず、慎重な審議と国民への丁寧な説明を求める」と言及した。市は月末までに宣言文をまとめる。(共同)

2015年7月11日土曜日

子ども被災者支援法の改定案に対するパブコメ

子ども被災者支援法の改定案に対するパブコメ(8/8(土)締切り)

 FoE Japanの満田です。
復興庁が、子ども被災者支援法の改定案を示し、現在パブコメにかけています。
「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針の改定(案)」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=295150710&Mod
e=0

東京説明会(7月17日(金)18:00~@TKP赤坂駅カンファレンスセンター ホール13A)、
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat8/sub-cat8-1/20150709112723.html

福島説明会(7月18日(土)13:30~@コラッセふくしま多目的ホール
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat8/sub-cat8-1/20130830193010.html

内容はひどいものです。
・線量が低減したとして、「避難指示区域以外から避難する状況にはない」としている

・一方で、改定案に添付されている「参考データ」を見れば、避難区域以外の地域でも 年間1mSv以上の地域が多く広がり、5mSv以上に達する場所も少なからずある。

 ・個人線量計による被ばく量に基づき、「既に年間1ミリシーベルト以下」などとしている。

 ・しかし、個人線量計のデータでも、二本松市で最大5.22mSv/年、須賀川市で 最大1.86mSv/年となっており、高い被ばくレベルをうかがわせる。

 ・「(空間線量等からは」支援対象地域は縮小又は撤廃することが適当」としているが、 「当面、放射線量の低減にかかわらず、支援対象地域の縮小又は撤廃はしないこととする」 としている。

 ・環境省の「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する 専門家会議」(以下「専門家会議」という。)の中間とりまとめを引用し、健康に関する 対策については何も記述していない。

 ・福島県が、避難指示区域以外からの避難者に対する応急仮設住宅の供与期間を「平成29年
3月末まで」としていることを記述し、「空間放射線量が大幅に低減していること等とも 整合的」としている。一方で、国としての施策については触れていない。

私たちのアクションとして
・パブコメを出す/説明会に参加する
・復興庁に電話し、日本各地で、被災者向け「公聴会」を開催することを申し入れる。
・地元の国会議員に訴える。
・地元議会に、意見を出してもらうように働きかける。

などが考えられます。

FoE Japanでは、添付のような抗議声明をだしました。
ぜひ、広めていただけますと幸いです。

—————————————-
声明:「子ども・被災者支援法」基本方針の見直しについて
~法を無視した「基本方針」は許されない~
http://www.foejapan.org/energy/news/150710.html
—————————————-
(声明の内容はリンク先をご参照ください)

—–
連絡先:
国際環境NGO FoE Japan
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986 携帯:090-6142-1807
Web:http://www.FoEJapan.org


・・・
・原発30キロ圏外自治体も支援を 脱原発をめざす首長会議
  現職、元職の市町村長らでつくる「脱原発をめざす首長会議」は11日、都内で集会を開き、原発事故時の住民避難などの対策に自主的に取り組む、原発から30キロ圏外の自治体への支援を求める緊急アピールをまとめた。近く原子力規制委員会や内閣府に提出する。

 アピールは、規制委が4月に改定した原子力災害対策指針で「30キロ圏外でも防護措置が必要となる場合がある」との記述が削除され、30キロ圏外の避難は規制委が事故後判断するとされたことを受けたもの。
 福井県内の原発から30キロ圏外に位置する京都府や滋賀県の5市町は6月、国の支援を求める意見書を規制委に提出している。(共同)

・「250ミリシーベルトは必要」 事故時線量上限で規制委長
 原子力規制委員会は8日、原発で重大事故が起きた際に収束作業に当たる作業員らの被ばく線量限度を現行の100 ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げる法令の改正案について、意見公募を踏まえて取りまとめた。

 田中俊一委員長は「250ミリシーベルトは 非常事態に対応するため必要な値。これだけ被ばくしてもいいということではない」と強調した。
 事務局の原子力規制庁が5月から6月にかけて行った国民への意見公募では「線量の上限設定は撤回すべきだ」「作業を強要されるのではないか」などの声が寄せられた。(共同)

戦争法案廃案!強行採決反対!7.14大集会


 戦争法案廃案!強行採決反対!7.14大集会

野党5党首 安保法案の強引な採決認めず(7月10日、NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150710/k10010146611000.html

特集ワイド:続報真相 安倍さん、強行採決が「民主主義の王道」?
(7月10日、毎日夕刊)
http://mainichi.jp/shimen/news/20150710dde012010004000c.html

———————————–

【7月13日(月)「安保法制」中央公聴会(衆議院第一委員会室)】

<公述人の意見陳述>
9:00~9:15  岡本行夫(自民推薦、岡本アソシエイツ代表)
9:15~9:30  小沢隆一(共産推薦、東京慈恵会医科大学教授)
9:30~9:45  木村草太(維新推薦、首都大学東京法学系准教授)
9:45~10:00  村田晃嗣(公明推薦、同志社大学法学部教授)
10:00~10:15 山口二郎(民主推薦、法政大学法学部教授)

<公述人に対する質疑>
10:15~10:35 今津寛(自民)
10:35~10:55 寺田学(民主)
10:55~11:15 柿沢未途(維新)
11:15~11:35 岡本三成(公明)
11:35~11:55 赤嶺政賢(共産)

※中継 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

★NHKに重要な中央公聴会を中継するよう働きかけましょう!
<要望先>
(TEL)0570-066-066
(メールフォーム) https://cgi2.nhk.or.jp/css/mailform/mail_form.cgi
(FAX)03-5453-4000

【一般質疑(4時間)】

13:00~13:30 岩屋毅(自民)
13:30~13:59 伊佐進一(公明)
13:59~14:38 横路孝弘(民主)
14:38~15:17 緒方林太郎(民主)
15:17~15:56 後藤祐一(民主)
15:56~16:26 水戸将史(維新)
16:26~17:00 宮本徹(共産)

※中継 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

集団的自衛権問題研究会
http://www.sjmk.org/
https://twitter.com/shumonken/


【大拡散】
強行採決させない為に、今ここで大結集を!
「戦争法案廃案!強行採決反対!7.14大集会&国会請願デモ」
日比谷野外音楽堂が満員でも国会に押しよせよう!  
 


 
 
各団体のWEBサイト
・戦争をさせない1000人委員会
・解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会
・戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター

連絡先:
・1000人委員会 03‐3526-2920
・壊すな!実行委員会 03―3221-4668
・憲法共同センター 03―5842-5611

振替口座:
郵便振替口座番号 00120-7-634378 
口座名称 総がかり行動実行委員会
ゆうちょ銀行口座 〇一九店019 
当座 口座番号 0634378

2015年7月10日金曜日

緊急公開シンポジウム「憲法から『安保法制』を考える」

緊急公開シンポジウム「憲法から『安保法制』を考える」

 憲法研究者の中心的学会である全国憲法研究会(会員約500名)は緊急の公開シンポジウム「憲法から『安保法制』を考える」を11日(土)に開きます。
 これに先立ち、同じ場所で憲法研究者有志が「安保法制」反対活動を新たな展開について記者発表を行ないます。
  
日時: 7月11日(土曜)11:30~12:30
場所: 専修大学1号館(緊急シンポが行なわれる15階建ての建物)、8階8B会議室

参加者:
・青井未帆(学習院大学教授)、
・稲正樹(国際基督教大学客員教授)、
・西原博史(早稲田大学教授)、
・本秀紀(名古屋大学教授)ほか

問合せ先:080.5547.4152(ミワ)
(なお、この取組みは、全国憲法研究会が学会として行なうものではありません。念のため申し添えます。)


  STOP! 違憲の「安保法制」 憲法研究者共同ブログ
    https://antianpo.wordpress.com/
    Facebook→ https://www.facebook.com/kenpokenkyusya
    Twitter→ https://twitter.com/anpohoseihantai


・・・
・ 「憲法9条に明確違反」 安保法案廃案求め声明
 島根大(松江市)の現役教員とOBの有志が9日、安倍政権が国会に提出し審議が進む安全保障関連法案について、「憲法9条に明確に違反する」として廃案を求める声明を発表した。
 大学単位で教員やOBの有志が、同法案の反対声明を発表するのは全国で初めてという。
 6月に松江市内で開かれた同大学OB会世話人会で、法案に危機感を募らせたOB4人を含む19人が声明文を作成し、賛同者を募った。9日現在、現役教員の約4割に当たる162人、OB53人の計215人が賛同している。

 声明では、
▽大学教育や研究、地域貢献活動は平和が基盤
▽学問の自由と大学の自治を擁護する必要性
▽中国など近隣諸国の行為を安保法制整備の根拠とすることへの危惧
▽学生の将来に対する責任-の4点から反意を表明している。

 呼び掛け人のうち9人が同日、島根県庁で記者会見し、井上寛司名誉教授は「政府の都合で憲法解釈を変えることは民主主義の根幹にかかわる問題だ」と指摘。元学長の北川泉・島根総研所長は「自由に意見を言えない雰囲気は1940年代と似ている」と危機感をにじませた。
 今後は県知事や県内市町村長、議会宛てに声明を送付するほか、学内でさらに賛同者を増やしていく考え。事務局の関耕平・法文学部准教授は「声明文を全国に広げていきたい」としている。(日本海新聞)

・安保法案 憲法学者9割「違憲」 本紙調査に204人回答
 本紙は、他国を武力で守る集団的自衛権行使を柱とする安全保障関連法案に関し、全国の大学で憲法を教える教授ら三百二十八人を対象に、法案の合憲性などを尋ねるアンケートを実施した。
 回答した二百四人(回答率62%)のうち、法案を「憲法違反」(違憲)としたのは、六月四日の衆院憲法審査会に自民党推薦で出席した長谷部恭男・早稲田大教授をはじめ、青井未帆・学習院大教授、愛敬(あいきょう)浩二・名古屋大教授ら百八十四人。回答者の90%に上り、憲法学者の圧倒的多数が違憲と考えている現状が鮮明になった。

 「合憲」は百地(ももち)章・日本大教授ら七人(3%)にとどまった。「合憲・違憲を議論できない」などとして、「その他」と回答した人も十三人(6%)いた。違憲と答えた人は、回答しなかった人も含めた総数三百二十八人でみても過半数を占めた。
 違憲と回答した人の自由記述による理由では、集団的自衛権の行使容認が憲法を逸脱していることに言及した人が最も多く、六割を超えた。政府は安保法案で認めた集団的自衛権は「限定的にとどまる」と合憲性を主張する。だが「たとえ限定的なものであれ、改憲しない限り不可能」(阪口正二郎・一橋大教授)と、限定容認を含め否定する意見も多かった。

 手続き上の問題や、集団的自衛権行使の判断基準となる「武力行使の新三要件」が明確でないことを理由に挙げた人も、それぞれ二十人程度いた。
 手続きに関しては、安倍政権が昨年七月、閣議決定だけで憲法解釈を変更したことに関し「一内閣の閣議決定で変更した手法に問題がある」(高橋利安・広島修道大教授)との批判が目立った。
 新三要件には「要件が不明確で、限定は事実上ないに等しい」(木下昌彦・神戸大准教授)といった疑念が示された。

 一方、安保法案を「合憲」とした人は「個別的か、集団的かを憲法判断の基準とすることは自衛権保持という観点からは意味がない」(木原淳・富山大教授)などを理由に挙げた。
 ただ違憲・合憲双方の回答者から「法制の合憲性が学者の意見の多寡で決まるわけではない」とする意見が複数あった。
 九条改憲の是非については、75%の百五十三人が「改正すべきではない」と回答。「改正すべきだ」は十七人だった。「その他」や無回答が三十四人いた。
 安保法案に対する違憲批判は、衆院憲法審で長谷部氏ら三人の憲法学者全員が違憲と表明して以降、全国的に広がっている。政府は当初「違憲でないという憲法学者もたくさんいる」(菅義偉(すがよしひで)官房長官)などと反論していた。

◆「立憲主義の危機」強い懸念
 「今回の論議は単なる安全保障政策の憲法適合性の問題ではない。現政権の立憲主義への挑戦、憲法の否定ととらえねばならない」
 アンケートの自由記述では、桐蔭横浜大の森保憲教授がこう記したように、安倍政権が憲法解釈を変更し、安全保障関連法案の成立を目指していることに「立憲主義の危機だ」と懸念の声が相次いだ。

 立憲主義は国民の権利や自由を守るため、憲法によって国家権力の暴走を縛るという考え方で、民主的な憲法を持つ世界各国で共有する。森氏は「『縛られている者』が自らを縛る鎖を緩和することは、明らかに立憲主義に反する」と政権による解釈変更を批判。富山大の宮井清暢(きよのぶ)教授は「安倍政権の憲法無視(敵視)は、過去のどの政権にも比しえない異常なレベル」と断じた。

 安倍政権の姿勢に対しても、独協大の右崎正博教授は「安倍政権や自民党が数の力を背景に、自分の意見だけを一方的にまくしたて、他の言い分は聞かずに無視する態度は大いに疑問」と指摘。
 名古屋大の本秀紀教授は「立憲主義や民主主義と実質的に敵対する国政運営は、国論を一色に染め上げて侵略戦争に突入した戦前を想起させる」と危機感を強める。

 龍谷大の丹羽徹教授は「安倍内閣は、対外的には『法の支配』の重要さを言うが、国内では憲法を頂点とする法に対する蔑視が甚だしい」とした上、「労働法制、社会保障法制、教育法制の多くは憲法が保障する権利を侵害する方向で改正が行われている」と警鐘を鳴らす。
 山形大の今野健一教授はこう呼び掛けた。「国民の人権を守るための憲法を語る言葉を、権力担当者に独占させてはならない。主権者たる国民が憲法を積極的に語ることこそが、『憲法を国民の手に取り戻す』ことにつながる」 (鷲野史彦)

◆アンケートの方法
 「平成26年度全国大学一覧」(文教協会)が掲載している大学、大学院の法学系の学部、学科、研究科で、憲法を専門にしているか、憲法の講義をしていると確認できた教授、准教授、特任教授、客員教授、名誉教授の計328人を対象にした。
 アンケートは6月19日に郵送し、204人から回答を得た。回答率は62%。
 設問は3つ。問1は「安全保障関連法案は憲法に照らして合憲か違憲か」。(ア)合憲である(イ)違憲である(ウ)その他-の選択肢から選び、理由を記述してもらった。
 問2は「憲法9条は改正すべきかどうか」。選択肢は(ア)改正するべきだ(イ)改正するべきではない(ウ)その他-で、その理由も尋ねた。
 問3は、憲法をめぐる状況について、意見を自由に記述してもらった。(東京新聞)

・・・
【参考資料】
「小西ひろゆき」公式ウェブサイトより

2015年7月9日木曜日

与党15日にも強行採決 ! 「戦争法案」を葬ろう 連続集会

立憲フォーラム・戦争をさせない1000人委員会共催
「戦争法案」を葬ろう 連続集会
(今後のスケジュール)


◆「立憲主義」の存立危機事態に立ち向かう
7月9日(木)午後5時~ 参議院議員会館1階 講堂
樋口陽一(憲法学者)、小西洋之(民主党参議院議員)ほか


◆沖縄/辺野古移設・安保法制・アジアの未来について
7月16日(木)午後5時~ 憲政記念館 講堂
高野孟(ジャーナリスト)、各界から緊急アッピール


◆70年談話前 「村山談話」と米歴史学者の意見を聴く
7月23日(木)午後5時~ 憲政記念館 会議室
村山富市(元首相)、ジョルダン・サンド(歴史学者)


◆戦後史から、「60年安保」と今国会を考える
7月30日(木)午後5時~ 参議院議員会館1階 講堂
保阪正康(作家)、宗教界など各界からのアピール


入場は無料。お問い合わせは江崎孝参院事務所(03-6550-0511、参‐511)
毎週木曜午後6時30分からは国会正門前か衆議院第二議員会館で抗議行動を行っています。
ご参加ください。

2015年7月8日水曜日

声明: 安倍安保法案に反対する医療・介護・福祉関係者の会

声明: 安倍安保法案に反対する医療・介護・福祉関係者の会


安全保障関連法案に反対します。
医療も看護も介護も、平和な社会であってこそ。
誰もが安心して暮らせるための、医療・介護・福祉を届けたい。
軽んじないでほしい、いのちを。
戦争への道を開く安全保障関連法案に反対します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 今、私たちは重大な歴史の曲がり角にいます。戦後の日本社会は、誰もが保険で保証された医療を受けることが可能となった、世界に誇れる国民皆保険制度を築きあげてきました。そして2000年から始まった介護保険制度は、年をとっても誰もが安心して住み慣れた地域で暮らすことができるよう、介護を公的に保障し、医療保険とともに、これからの高齢化社会を支える重要な社会保障制度となるべく期待されてきました。

 しかし、豊かになるはずであった日本の社会保障制度は、財源縮小に向かい始め、2014年6月、医療・介護総合推進法案が強行採決されました。今年8月からは、介護サービスの自己負担が増額されます。また今年5月には、国民に広く負担を求める医療保険改革法案が可決されました。生活保護などの福祉の分野も縮小の流れが強化されています。医療格差、介護格差、福祉格差が目に見える形で進み始めています。

 その一方、未来に深刻な健康被害をもたらすことが予想されるにも関わらず、多大な費用をつぎ込んで原発再稼働を推進し、2014年には、武器輸出三原則に代わり軍需産業を活性化する防衛装備移転三原則が閣議決定されて、多額な軍事予算が計上されるようになりました。
 立憲主義を逸脱して閣議決定された集団的自衛権を行使するための安全保障関連法案の成立は、多くの国民の願いを踏みにじって、いつか来た道、戦争に巻き込まれて行く道に、日本社会を向かわせることになります。

 人権を剥奪してきた過去の戦争の歴史を振り返り、戦後の日本社会が、憲法に守られながら努力し、希求してきた真実の平和は、積極的平和のための集団的自衛権などと言った軽々しい平和ブランドの平和とは、意を異にするものでありました。
 いのちを守る医療、いのちを支える介護、いのちを尊重する福祉は、戦争のない平和社会であってこそ、語られるべきものです。

 私たち医療・介護・福祉関係者は、この戦後の日本社会を大きく変えようとしている流れに抗して、専門職として、一個人として、一市民として、声をあげたいと思います。さまざまな職種の医療従事者、介護、福祉関係者、そしてそれらの分野をこれから担う学生諸氏、また市民の皆さんとも手を携え、国民のいのちと暮らしを脅かす安全保障関連法案が国会に提出されていることに強く抗議し、戦争への道を開く本法案の成立に、断固として反対します。

2015年7月
10日

国民のいのちと暮らしを脅かす
安全保障関連法案に反対する医療・介護・福祉関係者の会


☆ 呼びかけ人 (五十音順)
阿保 順子(北海道医療大学特任認教授・北海道医療大学名誉教授・長野県看護大学名誉教授)
天羽 道子(かにた婦人の村 名誉村長)
五十嵐 逸美(かにた婦人の村 施設長)
池田 徹(社会福祉法人生活クラブ 理事長)
石川 晋介(柳原病院 院長)
伊藤 英樹(宅老所「井戸端げんき」代表)
伊藤 真美(花の谷クリニック 院長)
色平 哲郎(佐久総合病院 内科医)
上野 千鶴子(認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク 理事長)
内片 健二(日下部記念病院 精神科)
大西 康史(南魚沼市立ゆきぐに大和病院 地域医療部部長)
奥野 衆史(信州大学医学部医学科4年)
・・・・ (千葉大学医学部6年)
・・・・ (高知リハビリテーション学院理学療法科2年)
葛西 英子(みさと健和病院 総師長)
川嶋 みどり(日本赤十字看護大学名誉教授)
北澤 彰浩(佐久総合病院 診療部長)
胡桃澤 伸(精神科医・ナカノ*花クリニック)
齊藤 稔哲(気仙沼市立本吉病院 院長)
沢田 貴志(港町診療所 所長)
菅原由美(全国訪問ボランティアナースの会キャンナス 代表)
高岡 誠司(鍼灸マッサージ師・はりきゅうルームTAPIOCA 院長)
高岡 直子(大田病院 内科)
竹内 由紀子(竹内医院)
堂園 晴彦(堂園メディカルハウス 院長)
二ノ坂 保喜(にのさかクリニック 院長)
服部 万里子(服部メディカル研究所 所長)
春田 明郎(横須賀中央診療所 所長)
林 葉子(大阪大学大学院文学研究科 助教)
福島 智恵美(柳原病院)
藤井 博之(日本福祉大学 社会福祉学部社会福祉学科教授)
二見 典子(元ピースハウス病院 副院長・看護部長)
古屋 聡(山梨市立牧丘病院 院長)
星野 陽子(医療法人健和会 看護部長)
本田 宏(外科医・NPO法人医療制度研究会 副理事長)
馬庭 恭子(看護師・広島市議)
宮城 恵里子(健和会臨床看護学研究所 副所長)
守口 恭子(健康科学大学 作業療法学科教授)
由井 和也(佐久総合病院小海診療所 所長)
横田 千代子(婦人保護施設いずみ寮 施設長)


/////////////////////////////////////////////////////////////////////

立憲フォーラム・戦争をさせない1000人委員会共催
「戦争法案」を葬ろう7・9院内集会
沖縄の参考人から安倍政権のやり方「非常に怖い」

樋口陽一(憲法学者)、
小西洋之(参議院議員)など


6日、沖縄と埼玉で衆院安保特別委員会の地方参考人質疑が行われました。
沖縄では「戦争法案」を何が何でも今国会で成立させようとする安倍政権の体質や沖縄認識、手法について不安と批判の声があげられました。

作家の百田尚樹氏が「潰さないといけない」とした地元沖縄2紙のひとつ、『琉球新報』の高嶺朝一前社長は、
「国防、安全保障政策のためなら、憲法で保障された市民の権利はどうでもいいという風潮が政権などにあるのではないか。それを容認する世論が形成されつつあることが非常に怖い」と発言。

稲嶺進名護市長は
「安保法案と辺野古移設問題は根が共通している。説明もなく、権力を振りかざす場面だけが目立つ」と政権の高圧的な姿勢を批判しました。また、沖縄県知事を二期つとめた太田昌秀さんは
「軍隊は民間人の命を守らないというのが沖縄県民の唯一の教訓」、
与党推薦の参考人からも「国民にはまだまだ不安がある」(古謝景春・南城市長)などと先の戦争で20万人以上の犠牲者を出した沖縄から「戦争法案」へ厳しい声があげられました。

また、安倍政権の不支持率が支持率を上回る世論調査が出ました。『毎日』新聞の4日、5日の調査で、支持率は42%と5月から-3%ダウン、不支持率は+7%の43%でした。他の世論調査でも同様の傾向がはっきりと示され、国会で安倍首相が話せば話すほど「説明は不十分」で「反対が増える」という事態です。

9日の院内集会は憲法についての第一人者である樋口陽一さん(立憲デモクラシー共同代表)と民主党の小西洋之参議院議員らが発言します。


日時: 7月9日(木)午後5時~
場所: 参議院議員会館1階 講堂

入場は無料。お問い合わせは江崎孝参院事務所(03-6550-0511、参‐511)
午後6時30分からは衆議院第二議員会館前で抗議行動を行います
次回は16日(木)午後5時~憲政記念館 講堂 高野孟さんほか
23日(木)は村山富市元首相、30日(木)は作家の保阪正康さんで17時~

2015年7月7日火曜日

川内原発: 「見切り発車許さぬ」

再稼働前に乾式貯蔵を 米科学者がプール燃料懸念
 米国の科学者らでつくる「憂慮する科学者同盟」のエドウィン・ライマン氏が9日、東京都内で記者会見し、九州電力川内原発(鹿児島県)などを再稼働する前に、不測の事態に備えるため、原子炉建屋の使用済み核燃料プールの燃料を可能な限り、乾式貯蔵施設に移すべきだと訴えた。

 東京電力福島第1原発事故の際、建屋が爆発した4号機でプールの冷却水が失われる危険があり、露出した燃料から大量の放射性物質が外部に放出される懸念が高まった。
 事故の教訓を生かすため、ライマン氏は再稼働する前に、地震やテロ攻撃でプールが破損し冷却が止まる事態に備える必要があると強調した。(共同)


川内原発 なぜ説明できないの? 
 避難計画のあいまいさ、予知不能の火山…。多くの不安や疑問を置き去りにしたままで、九州電力川内原発(鹿児島県)は再稼働へ突き進む。安全に自信があるなら、なぜ、説明に応じないのか。
 聞く耳を持たぬとは、このことか。時代劇でも見るようだ。
 今年三月、鹿児島県内の百近い市民団体で組織した実行委員会が、約十万人の署名を携え、福岡市内の九州電力本店に、対話を求めて訪れた。

 住民側が要望したのは、次の三点だった。
(1)3・11後に国の指針で避難計画の策定を義務付けられた川内原発三十キロ圏内の九自治体で、住民説明会を開催すること
(2)再稼働について、九自治体の正式な議決を求めること
(3)住民の要望があれば、三十キロ圏外でも、説明会を開催すること。

 不安に答えるに、無理な要求とは思えない。
 「頭から再稼働反対を訴えるつもりはない。対話を求めて落としどころを探りたい」という住民側の姿勢にもうなずける。
 しかしこれらは広報担当の段階で、ことごとく拒否された。
 屋久島や種子島など県内六市町の議会が求める住民説明会の開催にも、九電は応じていない。
 電力側がよって立つのは、3・11後の新規制基準に適合したという原子力規制委員会の判断だ。
 「あくまでも規制委の基準に沿って、再稼働を進めていく」と、人ごとのように繰り返すだけの政府が、後ろ盾になっている。
 ところが当の規制委は「安全を保証するものではない」とこちらも繰り返す。万一の責任は誰が取ってくれるのか。
 福祉の現場や専門家などからも、避難計画の不備や周りに多い火山対策の甘さを指摘する声が引きも切らない。ヨウ素剤配布や避難計画が必要になるものは、そもそも動かすべきではない。
 遠くない口永良部島の突然の噴火で、住民の不安は増した。
 広範囲の住民がより詳細な説明を求めるのは当然で、九電にはその責任があるはずだ。
 火山対策について、巨大噴火の兆候がもしあれば、原子炉を停止して核燃料を運び出せるという。
 川内原発1号機では核燃料の装填(そうてん)作業が完了した。二十四時間体制で三日がかりの作業になった。
 噴火の予測はかなうのか。核燃料を運び出す余裕はあるか…。素朴な疑問に十分な答えが出せない限り、再稼働は許されない。(7/10, 東京新聞・社説)


川内原発に核燃料装填 
新基準下初、4年ぶり再稼働へ
九州電力は7日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉容器に核燃料を装(そう)填(てん)する作業に入った。
10日までに燃料157体を入れる。
装填後に異常がなければ8月中旬に再稼働し、発電した電力の送電が始まる。
福島第1原発事故を受けて策定された新規制基準の下では、全国で初めてとなる。


「見切り発車許さぬ」 
川内原発きょう燃料装填 
反対派集会抗議
このまま原発を見切り発車させていいのか-。
九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の核燃料装填(そうてん)作業が開始された7日、原発のゲート前では朝から再稼働に反対する住民が抗議集会を開き、「再稼働は許さない」と訴えた。一方、原発敷地内の安全対策を視察した市議の多くは「安全への配慮は尽くされた。再稼働すべきだ」と強調した。

ゲート前には住民120人が集結。警察官が警備するものものしい雰囲気の中、「核燃料装荷は事故への一歩」との横断幕を掲げ、「再稼働を許さないぞ」「われわれは原発と共存できない」と、声をそろえた。七夕にちなみ「原発やめて」「再稼働しないで」などと書いた短冊を結んだササも持ち込み、燃料装填に抗議した。

主催した市民団体の向原祥隆事務局長(58)は「地震、火山対策、避難計画、使用済み核燃料をどうするのか。九電は説明できないなら再稼働をやめよ」と訴えた。ほとんどが認知症の施設「逃げられない」

参加者の中で、同県いちき串木野市でデイサービス施設を運営する男性(58)は「施設の70~90代の通所者22人はほとんどが認知症だ。事故が起こった場合、どう避難させればいいのか」と不安を吐露した。施設は原発から15キロ。通所者が長時間の避難や避難所生活に耐えられるとは思えない。排せつの世話やボンベによる酸素吸入が必要な人もいる。マイクを握り「うちの通所者は事故が起きても逃げられない。再稼働はやめて」と訴えた。

一方で、薩摩川内市議16人が、原発敷地内の安全対策を視察。津波防護壁などの防災設備を約2時間かけて見て回った。森満晃市議は「津波や竜巻に対し、過剰ともいえる安全対策を取っており、一安心した」。川添公貴市議は「安全性は十分確保されていた。核燃料装填を終え、早く再稼働してほしい」と強調した。(西日本新聞)

/////////////////////////////////////////////////////////////


<安倍安保法制関連>
・衆特委 さいたまで参考人質疑(7月7日、NHK)
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150706/3039121.html

・【動画あり】安保法案3人が反対、2人は理解 沖縄で参考人質疑 (7月6日、沖縄タイムス) https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=123000

【集団的自衛権問題研究会 News&Review :特別版 第14号】
https://twitter.com/shumonken/

人種差別撤廃条約 日本加入20周年(第二回、7/25、大阪)

人種差別撤廃条約 日本加入20周年(第二回、7/25、大阪)
──────────────────────────────────────

国際結婚をして日本に住む移住女性の直面する課題には、日本人パートナーから受ける暴力、子どもの教育、就労や労働条件をめぐる問題、離婚に伴う日本での在留資格の問題など多岐にわたります。そうした背景の一つに、女性たちの人権保障や定住支援のための法制度が欠如しているという問題があります。

移住女性に対する相談や支援提供、さらには政策提言の活動に取り組んでおられる2人のNGOスタッフをお招きして、事例紹介も含めながら、現状と課題についてお話ししていただきます。

◆スピーカー:
・山岸素子さん(移住労働者と連帯する全国ネットワーク)
・ビスカルド篤子さん (カトリック大阪大司教区社会活動センター シナピス)

◆日時: 2015年7月25日(土) 午後2時~4時30分
◆場所: サクラファミリア(大阪市北区豊崎3-12-8)
      地図⇒http://www.osaka.catholic.jp/images/h_sf/003.pdf
◆資料代: 500円

◆主催: 人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)
◆共催: アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)、反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)、コリアNGOセンター、RINK、カトリック大阪大司教区社会活動センター シナピス

◆申し込み: ヒューライツ大阪
TEL: 06-6543-7003 Email: webmail@hurights.or.jp
チラシは以下のリンクからダウンロードできます。
http://imadr.net/cerd-20yrs-seminar-series-2/

2015年7月6日月曜日

women love peace: 集団的自衛権にNO!  女性弁護士101人大集合!

women love peace:
集団的自衛権にNO!  女性弁護士101人大集合!


・女性弁護士が「NO!」 101人が安保反対集会へ
 「子どもを戦争に行かせたくない」「生活も仕事も平和があってこそ」。安全保障関連法案に不安を抱く声が女性の間で高まっているとして、東京の女性弁護士101人が10日、東京・霞が関の弁護士会館で法案反対の集会を開く。中心メンバーは「これだけの女性弁護士が集まるのは異例」としている。
 東京に三つある弁護士会が主催し、日弁連が共催。女性弁護士がリレートークをするほか、小林節(こばやし・せつ)慶応大名誉教授(憲法学)や作家の雨宮処凛(あまみや・かりん)さんも駆け付ける。集会後はJR有楽町駅前で音楽を流しながら、にぎやかに法案の問題点をアピールする。

 日弁連は街頭で法案反対の署名集めをしているが、6月4日の衆院憲法審査会で小林氏を含む3人の憲法学者が法案を「違憲」と明言したころを境に、署名に応じる人が増えたという。特に女性の関心が高く、お年寄りから「孫が大変なことになると考えたら夜も眠れない」と話し掛けられたり、若い世代からチラシを求められたりした。こうした反応を目の当たりにした大森夏織(おおもり・かおり)・東京弁護士会副会長らが集会を企画した。

 大森さんは「福祉や教育、子育てに使うべき税金を、なぜ戦争に向かう政策に使うのか、といった生活者の視点から反対する女性も多い」と指摘。福山洋子(ふくやま・ようこ)・第二東京弁護士会副会長は「違憲の法案が成立すれば、日本は『憲法で権力を縛る』という人類の英知を捨て、独裁国家になってしまう」と訴えている。(共同)


 
 
 
・・・
・「15日ごろ」採決阻止へ全力=安保法制、6日参考人質疑-野党
 週明けの国会は、安全保障関連法案の衆院採決をにらんだ与野党の攻防が過熱する。
 与党側は、衆院平和安全法制特別委員会が13日の中央公聴会開催を決めたことから、「15日ごろ」の法案採決を目指す。8日にも対案を国会に提出する維新の党との個別協議を通じ、採決環境を整えたい考え。
 これに対し民主党など野党側は、自民党勉強会で沖縄の地元紙を含む報道機関への威圧発言が相次いだ問題を引き続き追及し、阻止を図る構えだ。

 同特別委は6日、那覇市とさいたま市で参考人質疑を実施。
 那覇市では、与党推薦で沖縄県の中山義隆石垣市長、古謝景春南城市長が、野党推薦で稲嶺進名護市長、大田昌秀元県知事、高嶺朝一前琉球新報社社長が出席する。
 自民党の勉強会「文化芸術懇話会」で沖縄基地問題をめぐって沖縄メディアや県民を批判する発言が出たことに地元は反発を強めており、参考人からは政権に対して厳しい意見が相次ぐことが予想される。勉強会での発言について、安倍晋三首相は3日の特別委で陳謝したが、民主党など野党側は引き続きこの問題を取り上げる方針で、幕引きは難しそうだ。

 一方、維新の対案が国会に提出されれば、特別委で政府案とともに審議される。与党側は修正協議に入る考えだが、政府案とは内容に隔たりが大きく、合意は困難とみられる。それでも与党側は円満な採決を行うため丁寧な姿勢を示し、維新側の協力を引き出したい考えだ。
 ただ、民主党は13日の中央公聴会について「法案採決の前提ではない」(幹部)と受け止めており、与党側が今月中旬の採決に固執すれば、国会の混乱は必至。
 岡田克也代表は4日のNHK番組で、政府が自衛隊法など10本の改正案を一括提出したことを改めて批判し、「議論をしにくくしている。もう一回法案を出し直して、その間しっかり議論して、お互い合意形成すべきだ」と訴えた。(時事)
 
・オーストラリア:陸自参加、米豪軍合同演習始まる
 オーストラリア北部ダーウィンなどで5日、同国最大規模の米軍とオーストラリア軍の合同軍事演習「タリスマン・セーバー」が21日までの日程で始まった。2年に1度実施されており、今回は陸上自衛隊とニュージーランド軍が初めて参加する。
 
 南シナ海で中国が岩礁を埋め立てて滑走路建設などを強行する中、反対する米国と同盟国がアジア太平洋地域での連携を強化する。
 北部特別地域(準州)と東部クイーンズランド州の演習場などで行われ、4カ国から陸海空の3万人以上が参加。米空母や戦闘機、戦車を使い、戦闘訓練から人道支援まで幅広い演習を行う。(共同)
 
 12日開催 高校生グループ「島ぷろ」
 知りたい、聞きたい、動きたい。石垣市内の高校2年生10人が「島の高校生たちが平和について考えるためのプロジェクト」(島ぷろ)を立ち上げ、第1弾の活動として、左藤章防衛副大臣の来島で5月に表面化した石垣島への自衛隊配備計画の是非をテーマに、7月12日午後1時から市総合体育館研修室でディベート大会を開催することになった。現在、大会に向けて準備を進めており、メンバーは「まずは身近なところから学びたい」と意欲満々だ。
 
 島ぷろは、議論を二分するような問題について単に賛成、反対と答えを出すのではなく、まずは双方の意見を聞き、メリットやデメリットを理解しながら建設的な議論をしていきたいとの思いから始まったプロジェクト。
 リーダーは宮良ひかりさん(16)と島尻優楓さん(16)で、高校生平和ガイドとして活動する島尻さんがSNS(ソーシャルネットワークサービス)で情報を発信したり、友人らに伝えたりするうち、「優楓のいろんな活動をみて興味を持った」(宮良さん)と輪が広がったという。
 「高校生だからこそできることをやりたい」「将来の夢は自衛隊員なので、いろんなことを知ったほうがよい」「自衛隊基地反対の風潮があるので、賛成派として参加したい」「ディベートをすればよい方向にいくのではないか」などと参加の動機はさまざま。
 
 5月下旬から打ち合わせを重ね、内容を詰めてきた。
 大会は、大人によるディベートで賛成・反対双方の主張を聞いたり、メンバーらがこれまで学んできたことを踏まえて討論したりする内容。大会までに自衛隊に関するアンケートも行う。
 宮良さんは「この機会に島の高校生として島のことについて学び、将来の沖縄の平和に貢献していきたい」と意気込み、島尻さんは「高校生が島の問題について調べたり、いろんな意見を聞いたりしてまずは考えてみたい」と思いを語る。
 メンバーの活動をサポートしている塾講師の刈田雅巳さん(35)は「そんなことに興味があるのと言われそうなテーマだが、彼らはそれをはね返す力があり、勇気がある。前向きで明るい」と話している。(八重山毎日新聞)
 
 市長「大きな需要生まれる」
防衛省が進める宮古島への陸上自衛隊配備計画で下地敏彦市長は3日、「(自衛隊員とその)家族を含め、1000人から1200人程度の人口が新たに参入することは、島での生活物資の購入など大きな需要が生まれることになる」と述べ、自衛隊配備で宮古島の経済が活性化するとの考えを示した。
 同日行われた市議会6月定例会一般質問で、上里樹氏が「自衛隊配備は経済発展の阻害要因になる」との指摘に答えた。5月に来島した左藤章防衛副大臣は、宮古島への部隊規模は700~800人程度であることを下地市長に伝えている

下地市長は、市の人口は5万3000人余だが、少子高齢化が急速に進んでいるとし「このまま推移すれば、人口は減少し市の活力は薄れていくことが懸念される」との見通しを示した。
 その上で、島の経済活性化策として「農水産業、観光産業、商工業などの振興を積極的に推進するとともに、その生産物を大口の消費者に安定的に供給できればより活性化が図られるものと考える」と語った。

陸自配備計画の候補地の一つ「千代田カントリークラブ」の活用を下地市長が防衛省や自衛隊関係者に自ら要請していた、との一部報道について下地市長は「このゴルフ場は、県が県営公園予定地として検討している場所であることから、地権者と十分話し合ってほしいと要望した」と述べた。上里氏への答弁。
 亀濱玲子氏は関連した質問で「千代田カントリークラブは県立公園の予定地であり、『(自衛隊に)どうぞ』と差し出す場所ではない。市長は『簡単に差し出すわけにはいかない』と言う立場にある」と主張した。(宮古毎日新聞)

 
◇支持率は42%、不支持率は43%
 毎日新聞は4、5両日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は5月の前回調査から3ポイント減の42%、不支持率は同7ポイント増の43%で、2012年12月の第2次安倍内閣発足後初めて、支持と不支持が逆転した。
 政府・与党が衆院通過を急ぐ安全保障関連法案については、国民への説明が「不十分だ」との回答が81%に上った。会期延長した今国会で安保法案を成立させる方針にも61%が「反対」と答え、「賛成」は28%にとどまった。
 
 安倍内閣の支持率は13年3月に70%に達した後、徐々に低下し、14年6月以降は40%台半ばで横ばい状態が続いていた。今回の42%は衆院選のあった14年12月の43%をわずかに下回り、第2次、第3次内閣では最低を記録。一方、不支持率は初めて40%台になった。自民党の国会議員が開いた勉強会で「マスコミを懲らしめる」など報道機関に圧力をかける発言があったことについては「問題だ」が76%に上り、「問題ではない」は15%。自民支持層でも「問題だ」が7割弱を占めた。
 
 集団的自衛権の行使などを可能にする安保法案への「反対」は58%で、前回調査の53%からさらに増えた。「賛成」は29%。安保法案に対する世論の批判や、言論圧力問題への反発が内閣支持率低下につながったとみられる。安保法案を巡っては多くの憲法学者が「憲法9条違反」と指摘している。調査では過半数の52%が「憲法違反だと思う」と答え、「思わない」は29%だった。公明支持層の5割弱、自民支持層でも3割が「思う」と回答した。
 
 政府・与党は国会審議などを通じて安保法案を丁寧に説明する方針を繰り返し表明しているが、説明が「不十分だ」は自民支持層でも3分の2に上り、国民に十分に浸透していないことをうかがわせた。政党支持率は前回調査とほぼ変わらず、自民31%▽民主7%▽維新5%▽公明4%▽共産4%−−など。「支持政党はない」と答えた無党派層は37%だった。【今村茜】

◇調査の方法
 7月4、5日の2日間、コンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に、調査員が電話をかけるRDS法で調査した。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。有権者のいる1720世帯から、1036人の回答を得た。回答率は60%。

2015年7月4日土曜日

エクアドル・インタグSOSキャンペーン: 「人権と開発問題を考えるシンポジウム」~資源開発の現場で何が起きているのか?

 エクアドル・インタグSOSキャンペーン
「人権と開発問題を考えるシンポジウム」~資源開発の現場で何が起きているのか?



日時: 7月19日(日) 開場PM1:30  開始PM2:00 (5:00 終了予定)
会場:  同志社大学 今出川校地 良心館306(RY306)
資料代:  一般1000円 学生無料

○ 日下部伸行さん
  「インタグの鉱山開発から暮らしと自然を守る20年~地域から世界を視野に入れた取り組み~」(春風珈琲)
○ 小林致広さん
  「メソアメリカ地域の鉱山開発反対運動-メキシコ先住民居住地域の事例」 (京都外大京都ラテンアメリカ研究所客員研究員/同志社大学グローバル地域文化学部嘱託講師)
○ 和田喜彦さん
  「鉱山開発による放射能汚染」(同志社大学経済学部教授/NPO法人エコロジカル・フットプリント・ジャパン会長)
○ 谷口正次さん
 「”資源の呪い”は続く」-人権・労働・環境・腐敗の百貨店-」(資源・環境ジャーナリスト/京都大学経済学研究科共同研究講座特任教授)

スケジュール
PM2:00- 開催挨拶 2:10-2:40 日下部伸行さん 2:40-3:10 小林致広さん
3:10-3:40 和田喜彦さん 3:40-4:10 谷口正次さん 4:20-5:00 質疑応答


私たちは南米エクアドルのインタグ地方の鉱山開発(銅・モリブデン)の開発とそれに伴う人権侵害に抗議する地元住民の訴えに関心を寄せ、集会、学習会、署名呼びかけ等を通じて、アンデスの自然と共に暮らす現地の人々へ支持を表明してきました。
 現地では開発予定地村長であったハビエル・ラミレス氏が「反逆罪・テロリズム」という罪状により10か月間不当逮捕拘留され、2/10の釈放後に自らの無罪を訴えた控訴判決では、2か月の刑期の延長が告げられるなど、人権を無視した抑圧的な状況が強まっています。
 同様に世界各地で展開される資源開発。その多くが住民の意思と生活を強権的に押しつぶすことで進められています。本シンポジウムでは資源開発の現状、そして住民の抵抗、その背景についてお届けします。ぜひご参集ください!!

主催:「インタグの鉱山開発を考える」実行委員会
環境・文化NGOナマケモノ倶楽部、京都AALA(京都府アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会)、RECOM(日本ラテンアメリカ協力ネットワーク)、メキシコ先住民運動連帯関西グループ、ブログ「ラテンアメリカの政治経済」、ATTAC関西・京都、ODA改革ネットワーク・関西

HP http://intagcampaign.web.fc2.com/index.intag.htm 
Blog http://blog.goo.ne.jp/ykitahata
問い合わせ先 granma0726@brown.plala.or.jp(一井)


「批評する工房のパレット」内関連ページ
⇒2014年5月10日 「エクアドル・インタグ鉱山開発問題の現状」
⇒2013年10月21日 「「エクアドル~経済開発と、豊かな自然の間で」~11月1日講演会」
⇒「カリオカ2宣言 「リオ+20および母なる大地に関する先住民族世界会議」(2012年6月13日―22日)」

モザンビークから農業リーダーがやってくる! 「土地を生かし、農業に生きる~UNAC(全国農民連合)の取り組み」 (7/8, 東京)

モザンビークから農業リーダーがやってくる!
「土地を生かし、農業に生きる~UNAC(全国農民連合)の取り組み」


 モザンビークでは、「土地と自由を取りもどす」ことをスローガンに植民地支配からの独立運動を農民たちが闘い、苦難の末に独立を達成すると、農民はふたたび土地を耕し、懸命に食料を生産してきました。
 しかし、近年、農業投資による土地収奪(ランドグラブ)が、深刻な影響を及ぼし、特に北部三州(ナンプーラ州、ニアサ州、ザンベジア州)をまたぐナカラ回廊地域で、大豆生産のための大規模な土地収奪が加速化しています。

 ナカラ回廊地域では、日本政府ODAによる「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム(略称:プロサバンナ事業)」が進められるなか、
・計画の不透明性、
・情報共有や意味ある協議の不足、
・小農の意見や経験が尊重されない、などの問題への批判が高まっています。

 そこで、モザンビーク最大の農民組UNAC(全国農民連合)を代表する3名を招聘し、日々の営み、農業のあり方、農民運動の取り組み、土地収奪の現状、プロサバンナ事業の問題点など、その声を直接聞き、モザンビークにおける土地と農業、そして私たち日本の援助や食、農業のあり方について、共に考えてみたいと思います。


【スピーカー】
・アナ・パウラ・タウカレ(Ana Paula Taucale):
 UNAC(全国農民連合)副代表ナンプーラ州の農民。全国2,200の農民組織が加盟するUNACの副代表として、農民の権利擁護とネットワークづくりに尽力している。

・コスタ・エステバオ(Costa Estevao):
 UNACナンプーラ州支部UPC-N代表ナンプーラ州の農民。多様な作物を栽培する篤農家であり、州の農民運動のリーダーとして、2万人のメンバーから厚い信頼を得ている。

・ヴィセンテ・アドリアーノ(Vicente Adriano):
 UNAC政策提言・国際連携担当モザンビーク西部・テテ州出身(テテ州は炭鉱開発による強制移住や公害が問題となっている)。現職では、UNACと南部アフリカ開発共同体(SADC)、アフリカ、ラテン・アメリカ、アジア地域の農民運動との連帯に尽力。農民の声を世界に発信している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□■
【開催概要】

日時: 2015年7月8日(水)18:00~20:30
会場: 明治学院大学白金キャンパス 3号館1階3202教室 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
資料代 : *一般 500 円(資料代)*学生 (大学院生含む) 無料
定員: 100名(事前申し込み必要・先着順)
使用言語: 日本語・英語・ポルトガル語(*日本語の逐次通訳あり)

【共催】
 (特活)オックスファム・ジャパン、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、No! to Land Grab, Japan、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、ATTAC Japan、モザンビーク開発を考える市民の会
【後援】
 明治学院大学国際平和研究所(PRIME)


・・・
【資料サイト】
⇒ProSAVANA事業に関するNGO・外務省意見交換会
⇒2013年6月2日 「アフリカの「開発」・「平和構築」と対テロ戦争」
⇒2013年5月18日 「今アフリカ農村で何が起きているのか? ~日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発(プロサバンナ)を考える」

2015年7月2日木曜日

沖縄をめぐる二つの企画

沖縄をめぐる二つの企画


Ⅰ 「神話」でなく真実を!沖縄・原発・これからの日本-ジャーナリズムの現場から-

日本版ピュリッツァー賞のためのファンド
平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)

★2015 講演会
「核の傘」、「基地抑止論」、「核抑止論」、「世界一安全な原発」……
戦後、繰り返し語られてきた「神話」はなぜつくられ、何が隠されてきたのか。
沖縄、原発利権という最前線で真実の報道をめざすジャーナリストが、今の日本を語ります。

日時★ 2015年7月4日(土)13:30~17:00(開場13:00)
会場★  明治学院大学白金校舎3号館地下1階3101 教室
      http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
資料代★  1000 円 学生無料 ※学生証の呈示をお願いします。
※事前申込み不要
問合せ★ TEL&FAX 03-3470-5013

■■■ 講師紹介 敬称略 ■■■
2014 年PCJF賞
★大賞/沖縄タイムス社、
★大賞/琉球新報社、
★奨励賞/朝日新聞特別報道部

●辺野古新基地 強行の現場から
阿部 岳 (あべ・たかし) 沖縄タイムス社北部報道部長
 1974 年、東京都生まれ。97 年沖縄タイムス社入社、政経部県政担当、社会部基地担当、同フリーキャップ(遊軍長)などを経て2015 年から現職。
 北部報道部(名護市)への赴任は2回目。前回は1999 年の元市長による辺野古新基地の受け入れ表明、現在は現場での抗議運動などを取材している。
著書に『観光再生―「テロ」からの出発』(沖縄タイムス社)。

●沖縄の基地、二つの神話
島 洋子 (しま・ようこ) 琉球新報社東京報道部長
 1967 年、沖縄県生まれ。1991 年琉球新報社入社。政経部、社会部、中部支社宜野湾市担当、経済部、政治部などを経て現職。
 米軍基地が沖縄経済の発展を阻害している側面を明らかにした連載「ひずみの構造 ― 基地と沖縄経済」で、2011 年「平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞」を受賞。

●原発利権報道の裏側
市田 隆 (いちだ・たかし) 朝日新聞編集委員
 1964 年生まれ。読売新聞社を経て2003年入社。東京本社社会部の司法記者クラブキャップ、デスクなどを経て、
 11 年から特別報道部で調査報道を担当する編集委員。これまで主に政官業の癒着や金融業界の不祥事をテーマにした取材を担当。
 特別報道部が新聞に連載し、単行本にまとめた『原発利権を追う』で2014 年「平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞」を受賞。

●コメンテーター
前田哲男 (まえだ・てつお) 軍事ジャーナリスト
 1938 年、福岡県生まれ。1961 年長崎放送に入社、放送記者となる。1971 年に退社後、ジャーナリストとしての活動を始める。
 元東京国際大学国際関係学部教授、元沖縄大学客員教授。平和・協同ジャーナリスト基金賞審査員を第1回から務める。
 『フクシマと沖縄――「国策の被害者」生み出す構造を問う』(高文研)など著書多数。

共催:平和・協同ジャーナリスト基金/明治学院大学国際平和研究所
後援:アジア記者クラブ

//////////////////////////////////////////


Ⅱ 7.11集会 いま沖縄で起きていること ~どこへ行く日本、どうするあなたは?~

日時: 2015年7月11日(土)午後1時~5時
会場: 明治学院大学白金校舎 2号館 B1階 2101教室
    (南北線・都営三田線白金台駅 2番出口/白金高輪台駅 1番出口)
    (都営浅草線高輪台駅A2番出口)各徒歩7分
資料代: 800円 学生は無料

概要:
 今、沖縄の辺野古では、普天間基地の「代替」と言いながら、サンゴの海を埋め立て新しい巨大な基地がつくられようとしています。
 沖縄はかつて戦場となり、多くの犠牲を強いられ、戦後もアメリカの占領下で強制的に土地を取られ、今も在日米軍基地の74パーセントが置かれています。
 基地ゆえの事件・事故は数限りなく、平和に生きる権利が脅かされています。
 島ぐるみで、基地建設反対の翁長知事を誕生させた沖縄の民意を顧みることなく、政府は工事を進めています。
 金と力で抑えつけるやり方に、民主主義とは、地方自治とは、国家とは、と考えさせられます。

 「平和の最大の敵は無関心」という言葉があります。まず知って、考えましょう。
 そしてあなたはどうしますか?


第1部: 学生が語る沖縄

第2部: 講演
・前泊博盛さん(沖縄国際大学・大学院教授)
 「沖縄基地問題 ~問われる日本の民主主義と安全保障」

第3部:パネルディスカッション
〈パネラー〉
・前泊博盛、
・ジョン・ミッチェル(ジャーナリスト 『追跡 沖縄の枯葉剤』著者)、
・牛島貞満(宮森・630を伝える会)、
・梶原康生 (辺野古リレー(専修大学))

主催: 7.11沖縄の集い実行委員会
    (宮森・630を伝える会/ジュゴン保護キャンペーンセンター/原爆の図 丸木美術館/辺野古リレー)
後援: 明治学院大学国際平和研究所
賛同: 東京YWCA/平和を実現するキリスト者ネット/沖縄平和ネットワーク首都圏の会/沖縄戦首都圏の会

お問い合わせ:090-9318-2059 (加藤)

2015年7月1日水曜日

憲法学者も国会 へ! 安保関連法案に反対する 憲法学者リレートーク

安保関連法案に反対する 憲法学者リレートーク
(このご案内を広く拡散していただけますようお願い申し上げます。)

私たち憲法学者有志は、「安保関連法案に反対する憲法学者リレートーク」を行います。
専門学徒としての知を結集して、さまざまな論者が、それぞれの視点・論点から、安全保障関連法案をめぐって日本がいま直面しつつある危機について論じます。
 私たちの意見表明にぜひ耳を傾けてください。

2015 年 7 月 3 日(金)
 午後 3 時から 6 時(荒天の場合は中止)

場所:国会正門前 右側


●呼びかけ人
石埼学(龍谷大学教授)
永山茂樹(東海大学教授)
西原博史(早稲田大学教授)

●発言予定者
石川裕一郎(聖学院大学教授)
稲正樹(国際基督教大学客員教授)
志田陽子(武蔵野美術大学教授)
清水雅彦(日本体育大学教授)
中川律(埼玉大学准教授)
三輪隆(元埼玉大学教授)
渡邊弘(活水女子大学准教授) ほか

●安保関連法案に反対の立場の野党の国会議員の「応援メッセージ」、
「明日の自由を守る若手弁護士の会」の「応援メッセージ」等も予定! 

連絡先 ishizaki@law.ryukoku.ac.jp (石埼学)


・・・
・憲法学者15人 リレートーク  雨の国会前「平和主義終わらせない」
 安全保障関連法案の審議が続く国会の前で、法案に反対する憲法学者ら十五人が三日、リレートークを行いスピーチで「立憲主義に対する暴挙」などと批判した。学生らのグループ「SEALDs」(シールズ)の抗議行動にも約三千人(主催者発表)が国会前に集まり「強行採決にやっきになっている人は人の話を聞いて考え直してほしい」と訴えた。
 リレートークの呼び掛け人は石埼学・龍谷大教授、永山茂樹・東海大教授、西原博史・早稲田大教授の三人。樋口陽一・東大名誉教授ら憲法学の第一人者が六月に入り、国会前で反対の声を上げたことに触発されて企画した。

 首都圏や関西などの大学に所属する憲法学者らが参加。時折雨が強まる中、九条の条文を記したパネルを置いて、ビール箱の上から、約百五十人の市民の前で法案への意見を述べた。
 「日本を戦争する国に変える法案を平和安全法制と呼ぶのは、真実を虚偽の言葉で隠蔽(いんぺい)し国民を愚弄(ぐろう)する行為だ」と批判したのは、稲正樹・国際基督教大客員教授。「憲法が定める戦後の平和主義を、この夏で終わりにさせないために闘おう」と訴えた。

 藤野美都子・福島県立医大教授は
 「原発を再稼働しようとしている場合か。命や生活に責任を取らない政治家がこうした法案を出し、国民を犠牲にすることを見過ごせない」と憤った。
 シールズの集会では、若者らが次々にマイクを握り「全世代の人が怒っている」と主張した。

◆全参加者の発言(登壇順)
 稲正樹・国際基督教大客員教授 
  憲法の規範性を極限まで切り詰めるのは主権者の国民を愚弄(ぐろう)している
 中川律・埼玉大准教授 
  現政権には自分たちが憲法に縛られているという感覚がない
 志田陽子・武蔵野美大教授 
  集団的自衛権行使は他国の民間人にも深刻な巻き添えを出してしまう
 三輪隆・埼玉大名誉教授 
  憲法九条が守られてきたのは平和運動があったからだ
 大津浩・成城大教授 
  政府が説明をせずに憲法解釈を変えたことは我慢がならない
 渡辺弘・活水女子大准教授 
  「教え子を戦場へ送るな」が、まさに投げ捨てられようとしている
 清水雅彦・日体大教授 
  政権が無理なことをしようとしているから、研究者が声を上げている
 藤野美都子・福島県立医科大教授 
  国会論議は不毛。憲法の理念具体化に力を尽くすべきだ
 石川裕一郎・聖学院大教授 
  きちんとした人間を育てることこそが本当の意味での安全保障だ
 斉藤小百合・恵泉女学園大教授 
  立憲主義の破壊が起こりつつある。憲法を壊すことは、国を壊すこと
 渡辺洋・神戸学院大教授 
  憲法規範を守り権力が乱用されない国であり続けられるかの瀬戸際だ
 長峯信彦・愛知大教授 
  九条の徹底した平和主義が世界共通理念となるよう努力すべきだ
 石埼学・龍谷大教授 
  他国防衛を認める法案が通れば、もはや「自衛隊」と言えない
 藤井正希・群馬大准教授 
  武器を持たない平和外交で世界の敬意を集め、国を守るべきだ
 建石真公子・法政大教授 
  世界で最も多く集団的自衛権を行使してきた米国追随は危険

「戦争法案」を葬ろう7・2院内集会 ~「言論・表現の自由」に無理解な政権の危うさ

立憲フォーラム・戦争をさせない1000人委員会共催
「戦争法案」を葬ろう7・2院内集会
~「言論・表現の自由」に無理解な政権の危うさ

・伊藤真(法学館憲法研究所所長)、
・篠田博之(日本ペンクラブ)など

 「沖縄の地元紙2紙はつぶさないといけない」「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい」などという想像を絶する発言が自民党の「文化芸術懇話会」でありました。

 この懇話会は安倍首相を支援する若手37議員が自民党本部で開いたもので、萩生田光一総裁特別補佐官、加藤勝信官房副長官ら官邸からも参加していました。
 しかし、安倍首相は自民党総裁という最高責任者でありながら、謝罪を拒むなど無責任極まる対応です。枝野幸男民主党幹事長は「言論・表現の自由に無理解の政権が、国民世論を押し切って軍事のことをやろうとしている」と厳しく批判するなど、国会内外から批判の声が高まっています。

 戦争をさせない1000人委員会は29日、2015年の第一次として「戦争をさせない全国署名」165万8955筆を衆・参議院へ提出しました。7月までに300万人の署名を募る予定です。
 同提出にあたっての記者会見で1000人委員会呼びかけ人の山口二郎法政大教授は「久しぶりに若い人が関心を持ち、デモをするなど、新しい文化が始まっている。これから3ヶ月、楽しみながら若者と闘っていきたい」と発言、
 同じく呼びかけ人のジャーナリスト・鎌田慧さんは「戦争を知らない『恐るべき子どもたち』であり、こんな国会議員が現れていることに恐怖を覚える。歴史的事件だ」と自民若手議員の発言を批判しました。

 2日の院内集会は憲法について分かりやすい本を多数出している伊藤真さんと、日本ペンクラブの言論表現委員会副会長の篠田博之さんらからの発言です。

日時:7月2日(水)午後5時~
場所:参議院議員会館1階 講堂

入場は無料。お問い合わせは江崎孝参院事務所(03-6550-0511、参‐511)
午後6時30分からは衆議院第二議員会館前で抗議行動を行います
次回は9日(木)午後5時~参院議員会館地下1階101号・樋口陽一さんら


・・・
・県議会、自民報道圧力問題で抗議決議を可決 
 与党、中立など賛成多数 自民党の決議は否決
 自民報道圧力問題に関連し、県議会6月定例会は2日午後の本会議で、与党が提案した報道機関への言論圧力と県民侮辱の発言に抗議する決議を賛成多数で可決した。
 宛先は安倍晋三自民党総裁。
 野党自民党は勉強会での発言が不穏当だとして発言者に反省を求める決議を提出したが、賛成少数で否決された。

 与党側は決議の質疑で報道圧力の発言が自民党の勉強会の場で出されたことを挙げ、議員個人の問題ではなく党の責任者である安倍総裁に抗議が必要だと強調した。
 自民党は勉強会が議員有志による私的な場であったことなどから安倍総裁への抗議には当たらないと主張した。
 与党の決議は自民党を除く与党、中立、無所属の31人の賛成し、自民党の13人は反対した。採決時に席にいない「離席」が2人いた。自民党の決議は自民党13人が賛成し、そのほか31人が反対した。【琉球新報電子版】

・圧力発言「断じて許せず」 沖縄2紙編集局長が会見
 自民党若手議員の勉強会で沖縄2紙への圧力発言が出たことを受け、琉球新報の潮平芳和編集局長と、沖縄タイムスの武富和彦編集局長が2日、日本記者クラブで記者会見し、いずれも「事実に基づかない暴論で断じて許せない」と批判した。

 潮平氏は、安倍晋三首相が公明党の山口那津男代表に陳謝したことを報じた2日付自社紙面を掲げ「謝罪の時期と場所が間違っている。問題発覚直後に国会や国民の前ですべきだ」と強調した。
 武富氏も「選挙のたびに自民が負け、沖縄の民意は明確だ。最も尊重すべき選挙結果を否定する安倍政権の姿勢が今回の議員の発言につながった」と指摘した。(沖縄タイムス/共同通信)

安倍安保法案に反対する本山修験宗と真宗大谷派(東本願寺)の声明

安倍安保法案に反対する本山修験宗と真宗大谷派(東本願寺)の声明


「安全保障関連法案」の撤回を求める決議

内閣総理大臣 安倍晋三 殿

 今、安倍政権は日本を戦争のできる国へと変え平和の名の下に対米軍事協力を強引に推し進めようとしている。平和安全法制整備法案、国際平和支援法案。
 いかに平和の名称を付けようと政府が進めようとしている法案は、結果的には自衛隊員を、そして国民を戦争に巻き込む法案である。それがいかに美しい言葉で飾られようと戦場とは人を殺し人に殺される場である。

 私たちは生命を尊重する仏教徒として、そして平和を願う日本人として安倍政権が国会に上程している戦争関連法案に対し満腔の怒りをもって抗議する。
 諸法案を撤回せよ。
 右決議する

平成二十七年六月八日
本山修験宗
第三十三回通常宗会

//////////////////////////////////////


日本国憲法の立憲の精神を遵守する政府を願う

「正義と悪の対立を超えて」

 私たちの教団は、先の大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して、多くの人々を死地に送り出した歴史をもっています。その過ちを深く慙愧する教団として、このたび国会に提出された「安全保障関連法案」に対し、強く反対の意を表明いたします。そして、この日本と世界の行く末を深く案じ、憂慮されている人々の共感を結集して、あらためて「真の平和」の実現を、日本はもとより世界の人々に呼びかけたいと思います。

 私たちは、過去の幾多の戦争で言語に絶する悲惨な体験をいたしました。それは何も日本に限るものではなく、世界中の人々に共通する悲惨な体験であります。そして誰もが、戦争の悲惨さと愚かさを学んでいるはずであります。けれども戦後70年間、この世界から国々の対立や戦火は消えることはありません。

 このような対立を生む根源は、すべて国家間の相互理解の欠如と、相手国への非難を正当化して正義を立てる、人間という存在の自我の問題であります。自らを正義とし、他を悪とする。これによって自らを苦しめ、他を苦しめ、互いに苦しめ合っているのが人間の悲しき有様ではないでしょうか。仏の真実の智慧に照らされるとき、そこに顕(あき)らかにされる私ども人間の愚かな姿は、まことに慙愧に堪えないと言うほかありません。

 今般、このような愚かな戦争行為を再び可能とする憲法解釈や新しい立法が、「積極的平和主義」の言辞の下に、何ら躊躇もなく進められようとしています。
 そこで私は、いま、あらためて全ての方々に問いたいと思います。
 「私たちはこの事態を黙視していてよいのでしょうか」、
 「過去幾多の戦火で犠牲になられた幾千万の人々の深い悲しみと非戦平和の願いを踏みにじる愚行を繰り返してもよいのでしょうか」と。

 私は、仏の智慧に聞く真宗仏教者として、その人々の深い悲しみと大いなる願いの中から生み出された日本国憲法の立憲の精神を蹂躙する行為を、絶対に認めるわけにはまいりません。これまで平和憲法の精神を貫いてきた日本の代表者には、国、人種、民族、文化、宗教などの差異を超えて、人と人が水平に出あい、互いに尊重しあえる「真の平和」を、武力に頼るのではなく、積極的な対話によって実現することを世界の人々に強く提唱されるよう、求めます。

2015年5月21日

真宗大谷派(東本願寺)宗務総長
里 雄 康 意

NGO非戦ネット設立イベント ~ 「NGOは安保法制とどう向き合うか?」

 NGO非戦ネット設立イベント
  ~ 「NGOは安保法制とどう向き合うか?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日時】 2015年7月 2日 (木) 19:00~21:00
【会場】 築地本願寺 第2伝道会館 蓮華殿(正門入り口を入り、左の建物です)
【住所】 東京都中央区築地3-15-1 (会場への地図)
     アクセス: 日比谷線「築地」駅徒歩約1分/  有楽町線「新富町」駅徒歩約5分/
      浅草線「東銀座」駅徒歩約5分/  大江戸線「築地市場」駅徒歩約5分

【プログラム】    
第1部
「趣旨説明」: 
・谷山博史(日本国際ボランティアセンター)
「問題提起」: 
・伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ)/
・佐藤真紀(日本イラク医療ネットワーク)/
・茂田真澄(アーユス仏教国際協力ネットワーク)/他よびかけ人(調整中)

第2部
「若手NGO職員によるディスカッション」:参加者調整中

第3部
「NGO非戦の誓い」発表

参加費  1,000円 
主催     NGO非戦ネット設立準備委員会

申し込み/問い合わせ先  
申し込み:不要
問合せ先:日本国際ボランティアセンター(JVC) 白川徹
TEL: 03-3834-2388 / E-mail:info@ngo-jvc.net

【以下、主催者広報文】
 このたび、私たち有志のNGOとNGO職員は、現在国会で審議されている安全保障関連法案と、この法案を中心とした日本を戦争ができる国にしようとする動きに反対するNGOのネットワークを設立致します。紛争地など海外の現場で活動するNGOとして、現場から声を上げていきたいと考えています。

 つきましては、下記の日程でネットワークの設立イベントを開催いたします。イベントでは、下記プログラムの中でNGO非戦ネットの設立趣意書、「NGO非戦の誓い」を発表いたします。

【HP】JVC日本国際ボランティアセンター
http://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2015/07/20150702-hisen.html
【Facebook】JVC日本国際ボランティアセンター
https://www.facebook.com/NGOJVC?fref=nf

2015年6月29日月曜日

言論の弾圧を許すな!怒りの緊急集会

言論の弾圧を許すな!怒りの緊急集会
~自民党若手議員らの言論弾圧発言に関する緊急院内集会

日 時: 6月30日(火)18時~19時半
場 所: 参議院議員会館 講堂
発 言: 永田浩三さん(武蔵大学教授)
      新崎盛吾さん(新聞労連委員長)
      樋口聡さん(出版労連中央執行委員)
             岩崎貞明さん(民放労連書記次長)

報 告:島洋子さん(琉球新報東京支社報道部長)
     宮城栄作さん(沖縄タイムス東京支社報道部長) ほか

呼びかけ人:近藤昭一(民主)、赤嶺政賢(共産)、小池晃(共産)、福島みずほ(社民)、玉城デニー(生活)、山田太郎(元気)、糸数慶子(無所属)ほか


・・・
・自民・大西氏が再び報道批判 「誤った報道に広告自粛」
 自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は30日、「誤った報道をするマスコミに対して広告は自粛すべきだと個人的に思う」などと国会内で記者団に述べ、安全保障関連法案に批判的なマスコミ報道へ再び圧力をかけた。

 党内若手議員らの勉強会で25日に同様の発言をし、党執行部から厳重注意処分を受けたものの「問題があったとは思えない」との認識を示した。
 野党側は強く反発。与党内でも批判の声が出ている。
 大西氏は、安保法案が徴兵制につながる恐れを指摘する報道に関し「徴兵制は全く関係ない。そう報道している一部マスコミがある。懲らしめないといけない」と強調した。(共同)

・地方・ブロック紙反発 緊急声明、社説速報も 自民報道圧力
 自民党若手議員による勉強会での沖縄2紙を「つぶす」発言や報道機関に対する規制と受け止められる意見があった問題で、27日付から28日付の地方紙やブロック紙31紙中18紙(琉球新報調べ)が社説でこれを批判した。緊急声明や社説を速報で報じる新聞社もあり、言論の自由の圧力に反発する新聞社の動きが広がっている。

 山形新聞は28日付1面で「言論封殺の暴挙許すな」との見出しで、寒河江(さがえ)浩二主筆・社長名の緊急声明を掲載した。
 緊急声明では圧力をかけ言論を封じる動きを「誠に遺憾であり、残念なこと」とし、沖縄2紙だけの問題ではなく「言論の自由、報道の自由、そして新聞の独立という民主主義の根幹にかかわる問題」と指摘し「(山形)県民にその是非を問いたい」と訴えた。山形新聞社によると、「緊急声明」の掲載は、少なくても1989年(平成元年)以降はないという。
 琉球新報社の取材に対し、山形新聞社常務取締役の深山洋編集局長は「今後も言論の自由や報道の自由が脅かされるような事態があれば、今回同様に対応していきたい」と文書で答えた。

 神奈川新聞社は26日午後5時半すぎ、27日付朝刊の社説を「速報社説」としてネットで公開した。同社によると、異例な対応。「速報社説」では百田氏発言を「沖縄を捨て石にした差別意識がなお息づくのをみることができる。自らはこらしめ、つぶす側に立っているというおごりが生んだ発言」などと批判。執筆した石橋学報道部次長兼論説委員は、速報の理由を「普通ではないことが起こっているということを示すため」と説明し「報道に携わる機関として抗議の声を上げなければならない」と話した。

 京都新聞や山陽新聞は沖縄2紙の編集局長のコメントを社説に盛り込んだ。
 京都新聞は2紙が名護市辺野古の新基地建設などに批判的な報道をしていることに「政府・与党は苦々しく思っているのだろう」と指摘。その上で「だが、両紙の主張は県知事選や衆院選などで示された民意に沿っている。そんな地元の声と真剣に向き合おうとせず、政権に批判的な世論を生んだ責任を報道機関に転嫁しようとする考えは筋違いだ」とした。

 茨城新聞や山陰中央新報など複数紙も沖縄2紙は選挙で示された民意を踏まえて報道していると訴えた。
 南日本新聞など複数の新聞社からは、若手議員から言論の自由を軽視するような発言があったのは「自民1強」のおごりの体質が根底にあると指摘した。
 信濃毎日新聞では「民意より自身の信条や国家観を重視する首相の政治姿勢がこの状況を招いてはいないか」と不信感をあらわにした。【琉球新報電子版】

・「沖縄の歴史に無理解」 宜野湾市議会が百田氏発言に抗議決議
【宜野湾】 宜野湾市議会(大城政利議長)は29日午後の6月定例会最終本会議で、自民党若手議員の勉強会で作家の百田尚樹氏が「普天間基地は田んぼの中にあり、周りには何もなかった」などと述べたことに対する抗議決議を全会一致で可決した。

 決議は百田氏の発言について沖縄の歴史への無理解に起因するものと指摘。
 「軍用地主が大金持ち」との発言に対して「県内外の人々に誤解を与えかねない。先祖伝来の土地を強制的に接収された地主の尊厳を傷つける発言であり、容認できない」とし、発言の撤回と謝罪を強く求めている。【琉球新報電子版】