2013年5月18日土曜日

今アフリカ農村で何が起きているのか? ~日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発(プロサバンナ)を考える    

 今アフリカ農村で何が起きているのか?    
 ~日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発(プロサバンナ)を考える


本年6月1日~3日、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)が横浜で開催されます。同会議の目玉として準備されてきたのがプロサバンナ(ProSAVANA)事業です(*注1)。
同事業は、2009年に合意された、「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力によるアフリカ熱帯サバンナ農業開発」の略称で、ブラジルのセラード開発を参照事例として、モザンビーク北部3州の1000万ヘクタール(日本の耕作面積の三倍)を超える地域を対象とした大規模な農業開発計画です。

既に、大々的な宣伝がなされていますが、昨年10月来、現地の農民組織や市民社会組織は、本事業に強い懸念を表明しています。その理由は、当事者である地域農民の主権の軽視、事業全体における目的と手続きにおける不透明さ、アグリビジネスによる土地収用や遺伝子組み換えの導入への危惧などとされています。

さらに、最近明らかになったマスタープラン中間報告の中身の検討から、プロサバンナ事業が、現地に暮らす農民の権利を狭め、アグリビジネスによる容易に土地収用に道を拓くものであったことが、現地並びに国際市民社会の声明により明確になりました。

モザンビーク・国際市民社会声明
【原文・英語】  http://www.grain.org/e/4703
【和訳】 http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-21.html

2007-8年の食料価格高騰以来、世界中で土地をめぐる紛争が激化しています。特に、アフリカはターゲットとなり、中でもモザンビークでは世界統計で最多の土地取引がなされています。世界的にも先駆的な土地法(1997年)が農民の手によって制定されたモザンビークでもこのような現状にあります。

このような事態を受け、TICAD Vを前に、2月に来日したモザンビークの農民組織UNACの代表らが、再度来日し、問題を訴える他、この問題に長年かかわってきた国際NGO・GRAINの調査責任者、そしてブラジルの市民社会よりセラードとプロサバンナの調査を実施したFASEが来日します。

今アフリカで何が起きているのか、小農はどのように暮らし何を求めているのか、プロサバンナ事業はこの点においてどのような問題を抱えているのか、日本の我々はこれらの問題にどのように関わるべきなのかについて、皆さんと一緒に考えたく、TICAD V直前の5月29日(水)に、開催地横浜にて、次の二つのイベントを開催する運びとなりました。ふるってご参加ください。

*注1:同事業の関連資料はこちらのサイトに掲載
→ http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

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①国際シンポジウム 
5月29日水)18時~20時半@産業貿易センターB102会議室
②市民社会ラウンドテーブル
5月29日(水)13時半~16時@産業貿易センターB102会議室
※16時~17時 記者会見(40分程度)
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①国際シンポジウム
5月29日(水)18時~20時半
TICAD V直前 国際シンポジウム  with モザンビーク/ブラジル/国際NGO  
~今アフリカ農村で何が起きているのか?    
日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発(プロサバンナ)を考える~


<報告>
(1)「世界における【責任を取らない農業投資】と土地争奪問題 ~アフリカ・熱帯サバンナ地域を中心に」 
   Devlin Kuyek (国際NGO・GRAIN、カナダ)
(2)「ブラジルの熱帯サバンナ地域(セラード開発)の課題」
   Sergio Schlesinger(ブラジルNGO・FASE、ブラジル)
(3)「モザンビーク農民組織からみたプロサバンナ事業の問題  ~小農の権利から」
   Augusto Mafigo(代表) + Vicente Adriano  (UNAC全国農民組織、モザンビーク)
<コメント>
・日本市民社会(津山直子/動く→動かす(GCAP JAPAN)代表)
・事業対象地市民社会(Anttonio Muagerene ナンプーラ市民社会プラットフォーム 代表)

※当日は同時通訳(日英)が入ります。
GRAIN  http://www.grain.org/
FASE http://www.fase.org.br/
UNAC http://www.unac.org.mz/

============イベント概要========
【日時】2013年5月29日(水)18時~20時半
【会場】産業貿易センターB102会議室
http://www.sanbo-center.co.jp/rr/index.html  
住所:横浜市中区山下町2番地 Tel : 045-671-7111
<アクセス>みなとみらい線日本大通り駅(3番出口)徒歩3分
http://www.sanbo-center.co.jp/ci/access.html
【定員】100名
【参加費】500円(資料代)

【主催】(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)オックスファム・ジャパン、(特活)WE21ジャパン
【賛同団体】認定NPO法人 FoE Japan、(特活)アジア・アフリカと共に歩む会(TAAA)、(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)、NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)、ATTAC Japan、全日本農民組合連合会、 (一般財団法人)北海道農民連盟、アフリカ理解プロジェクト、(特活)「環境・持続社会」研究センターJACSES、(株)オルター・トレード・ジャパン(ATJ)、(特活)APLA(Alternative People's Linkage in Asia) 、No! to Land Grab, Japan、アジア農民交流センタ-(Asian Farmers' Exchange Center/AFEC)、(一般財団法人)地球・人間環境フォーラム、(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)、(特活)サパ=西アフリカの人達の支援をする会(SUPA)、(特活)ハンガー・フリー・ワールド(HFW)、(一般財団法人)CSOネットワーク、(5月14日現在18団体、募集中)
【協力】モザンビーク開発を考える市民の会

【お申込】http://ngo-jvc.info/ZigHEd
※できるかぎり上記URLよりお申込ください。メールでお申込の際は、prosavana529@hotmail.co.jp
 宛てに、件名を「5月29日プロサバンナ国際シンポ参加申込」としてお申込ください。
【お問合せ】JVC南アフリカ事業担当 渡辺
Email:prosavana529@hotmail.co.jp Tel: 03-3834-2388
URL:http://www.ngo-jvc.net

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②市民社会ラウンドテーブル
5月29日(水)13:30~16:00(16時より記者会見)
 「プロサバンナ事業についての3か国・国際市民社会会議」

急激なグローバル化による農民への影響は、アフリカに留まりません。日本でも、アジアでも、南米でも同様です。また、日 本のODAを通じた農業投資や土地問題は、世界各地で発生してきました。これらの問題について、モザンビーク、ブラジル、 日本の3か国、そして国際市民社会は何をすべきか、を話し合います。「農業投資」、「土地争奪」、「農民主権」、「食料 主権」などをキーワードに、議論し、今後のローカルあるいは グローバルな行動に繋げます。

=======イベント概要==========
【日時】2013年5月29日(水)13時半~16時(*16時から記者会見)
【会場】産業貿易センターB102号室
http://www.sanbo-center.co.jp/rr/index.html  
住所:横浜市中区山下町2番地 Tel : 045-671-7111
<アクセス>みなとみらい線日本大通り駅(3番出口)徒歩3分
http://www.sanbo-center.co.jp/ci/access.html
【収容人数】50名
【主催】(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)オックスファム・ジャパン、(特活)WE21ジャパンJVC
【協力】モザンビーク開発を考える市民の会

【お申込】http://ngo-jvc.info/14MNEAc
(締切、5月24日(金)正午)
※できるかぎり上記URLよりお申込ください。
※メールでお申込の際は、prosavana529@hotmail.co.jp宛てに、件名を「5月29日プロサバンナ市民社会ラウンドテーブル参加申込」としてお申込ください。
※NGO関係者のみ受け付けます。一般の方はシンポジウムにご参加ください。
※シンポジウムに参加されない方で資料をご希望の場合は500円をご負担下さい。
※記者会見に参加するメディアで傍聴希望する場合はその旨お申込み下さい。
【お問合せ】JVC南アフリカ事業担当 渡辺
Email:prosavana529@hotmail.co.jp Tel: 03-3834-2388
URL:http://www.ngo-jvc.net