2013年9月18日水曜日

もはや琉球独立論しか選択肢はないのか

もはや琉球独立論しか選択肢はないのか

● 2013年10月1日(火)18時45分~21時
● 明治大学リバティタワー10階(1103教室)
● ゲスト 松島泰勝さん(龍谷大学教授)

  「琉球民族独立総合研究学会」が設立されてから4か月が経過した。
 沖縄の声は日本政府によって無視され続けてきた。
 為政者による「沖縄の負担軽減」は掛け声に過ぎず 、オスプレイの強行配備に至っては、沖縄県民が疲弊して沈黙するのを待っているかの 観すらある。

 そうした中で、「琉球の独立が可能か否かを逡巡するの ではなく、琉球の独立を前提として、琉球の独立に関する総合的な研究を行う」(会則 から)ことを目的に冒頭の学会が設立された意味は小さくない。これまで「居酒屋談義 」と批判を浴びてきた琉球独立論が現状を打破するとば口になるのか、注目されているからだ。 設立趣意書には、
 「琉球は日本から独立し、全ての軍事基地を撤去し、新しい琉球が世界中の国々や地域、民族と友好関係を築き、琉球民族が長年望んでいた平和と希望の島を自らの手でつくりあげる必要がある」と記載されている。

 かって沖縄は、琉球王国として独立国であった。学会は、「琉球の地位や将来を決めることができるのは琉球民族のみ」との方針を取るという。ヤマトは琉球独立論とどう向き合うのか。
 9月定例会は、10月1日に開催し、石垣島出身で龍谷大学で教鞭をとる松島泰勝さんをゲストにお招きします。松島さんは昨年、『琉球独立への道』を上梓し、ミクロネシアなど島嶼国家の独立と経済的自立について研究を深めてきた論客でもあります。
 当日は、琉球(沖縄)を取り巻く状況の中で、独立論が有効なのか、松島さんとの間で掘り下げた議論を交わしたいと考えています。参加される方は、同書を一読の上、参集願います。

■会 場 明治大学リバティタワー10階1103教室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■費 用 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者・ハンディのある方1000円
■主 催 明治大学軍縮平和研究所・アジア記者クラブ(APC)
連絡先 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel/Fax:03-6423-2452 http://apc.cup.com E-mail:apc@cup.com
※最新の情報(変更・中止の場合があります)は、必ずHPでご確認ください。


「批評する工房のパレット」内の関連ページ
⇒「進化する琉球独立論
⇒「基地と原発、振興開発と住民の〈自己決定権〉
⇒「パレスチナと沖縄を結ぶ――民族自決権と開発