2012年3月10日土曜日

「3・11」一周年を前に

「3・11」一周年を前に

 今日、「数値に翻弄される社会」が「フクシマ」と呼ぶ福島に向かう。
 「これからどうするか」。〈現場〉を見て、友人や知人、人びとの話をききながら、じっくり考えようと思う。
 被害者を加害者にしない。
 犯罪者扱いしない。
 福島を忘れない。
 これが「3・11」一周年にのぞむ、私自身の「立ち位置」である。

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福島6基、10年停止前提に計画 東電、廃炉の公算大
 東電が福島第1原発5、6号機と福島第2原発1~4号機の計6基について、21年度まで10年間の運転停止(!)を前提に電力供給計画を策定することが9日分かった。政府に3月末提出する。福島県が6基についても福島第1の1~4号機と同様に廃炉を求めており、再稼働を見込んで計画をつくる(!)のは困難と判断した。
 月内に取りまとめる総合特別事業計画にも反映させる。6基が10年停止した場合、第1原発5、6号機は営業運転開始から40年を超え、第2原発1~4号機も34~39年に達する。政府は運転期間が40年を超える原発は原則廃炉にする方針を示しており、6基が廃炉に向かう公算が大きい。
⇒「廃炉は脱原発に非ず

プルトニウム241を検出 「豆類蓄積の恐れ」と警告
 放射線医学総合研究所(千葉市)は、東京電力福島第1原発から北西や南に20~32キロ離れた福島県内の3地点で、事故で放出されたとみられるプルトニウム241を初めて検出したと、8日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」の電子版に発表した。 人体に影響のないレベルだが、プルトニウム241は他の同位体に比べて半減期が14年と比較的短く、崩壊してできるアメリシウム241は土壌を経由して主に豆類に取り込まれやすい。放医研は「内部被ばくを避けるためにも 原発20キロ圏内での分布状況を確かめる必要がある」としている。
 昨年4~5月に採取した福島県飯舘村、浪江町の森林の落ち葉と、スポーツ施設で現在事故対応拠点となったJヴィレッジ(広野町など)の土から検出。他の同位体プルトニウム239(半減期2万4千年)、240(同6600年)も検出 、同位体の比率から今回の事故が原因と分かった。 濃度は、過去に行われた大気圏内核実験の影響により国内で検出されるプルトニウム241よりも高い。ただ半減期が短く、1960年代当時に核実験で飛来した濃度よりは低いレベルという。 プルトニウムは天然にはほとんど存在しない放射性物質で、原子炉では燃料のウランが中性子を吸収してできる。 (共同通信)

女性も福島第1原発で勤務へ 屋内のみ、線量低下で東電
 東京電力は9日、福島第1原発の放射線量が事故当時に比べて低下したことから、屋内で女性従業員の勤務を開始すると経済産業省原子力安全・保安院に報告した。保安院は同日、了承した。
 東電によると、昨年3月の事故直後、免震重要棟1階の線量は毎時47マイクロシーベルトだったが、同11月には7・2マイクロシーベルトに低下。女性の線量限度は3カ月で5ミリシーベルト(5千マイクロシーベルト)と男性に比べて低く定められているが、1日8時間、1カ月で20日働いた場合、3カ月で5ミリシーベルトの上限を守れるとしている。東電は、3カ月で4ミリシーベルトを目安に管理する。【共同通信】

構造や線量考慮、各校判断でプール授業再開
 福島市教委は、新年度の市立小中学校、特別支援学校の屋外プールの授業を再開する方針を固めた。同市の3月議会で8日、市教委が明らかにした。
 プールの構造や空間放射線量などが各学校で異なるため、一律の再開とはせず、最終的には各学校の判断となる見通し。 また、子どもたちへの放射線の影響を考慮して、水着でプールサイドにとどまる時間をできるだけ短くし、体操や休憩を屋内で行うことを検討。定期的な水のモニタリング検査も行う。飲料水の新基準値1キロ当たり10ベクレルが一つの判断指標となるとみられる。(福島民友)

甲状腺被曝、最高87ミリシーベルト 50ミリ超も5人
 東京電力福島第一原発事故で、放射性ヨウ素によって甲状腺に90ミリシーベルト近い被曝(ひばく)をしていた人がいることが分かった。弘前大学被ばく医療総合研究所の床次眞司(とこなみ・しんじ)教授らが、事故の約1カ月後に行った住民65人の測定結果を分析した。被曝した人の約半数が10ミリシーベルト以下だったが、5人が50ミリシーベルトを超えていた。  甲状腺被曝はがんのリスクがあるが、ヨウ素は半減期が短く、事故直後の混乱などで、きちんとした計測はされておらず、詳しい実態は分かっていなかった。
 床次さんらは昨年4月11~16日、原発のある福島県浜通り地区から福島市に避難してきた48人と、原発から30キロ圏周辺の浪江町津島地区に残っていた住民17人を対象に、甲状腺内の放射性ヨウ素の濃度を調べた。この結果、8割近い50人からヨウ素が検出された。
 この実測値から、甲状腺の内部被曝線量を計算した。事故直後の3月12日にヨウ素を吸い込み、被曝したという条件で計算すると、34人は20ミリシーベルト以下で、5人が、健康影響の予防策をとる国際的な目安の50ミリシーベルトを超えていた。  最高は87ミリシーベルトで、事故後、浪江町に残っていた成人だった。2番目に高かったのは77ミリシーベルトの成人で、福島市への避難前に同町津島地区に2週間以上滞在していた。子どもの最高は47ミリシーベルト。詳しい行動は不明だ。  国が昨年3月下旬、いわき市、川俣町、飯舘村の子ども1080人に行った測定では、35ミリシーベルトが最高値と公表されていた。 (朝日)

双葉町、東電に総額192億円賠償請求 「役場など使えず」(河北新報)
賠償完全実施を要望 福島、いわき、二本松市(福島民報)
フクシマ後も途上国で加速する原発建設(WSJ)