2013年3月25日月曜日

3・23脱原発福島行動


 
 
 
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 「原発のない福島を!県民大集会」は23日、福島市のあづま総合体育館で開かれ、原発のない社会の実現を訴える集会宣言を採択した。  県平和フォーラム、県生協連、県漁連などで組織する実行委員会の主催。昨年に続き2回目で、県内外から約7千人(主催者発表)が参加した。
呼び掛け人を代表し清水修二福島大教授が「県内原発の全基廃炉は十分に達成可能であり、被害を受けた県民としては当然の要求だ。実現に向けて共に行動しよう」とあいさつした。ルポライターの鎌田慧さんも連帯を呼び掛けた。
 
 今月、小高工高を卒業し、県内の大学に進学する南相馬市の高野桜さん(18)も壇上に上がった。避難の都合で家族が山形県と本県に分かれて暮らす状況を話し、「モニタリングポストがあったり、家族がばらばらだったりするのが当たり前になっているのはおかしい」と怒りをぶつけた。"
 農業・漁業者、観光業者、母親らが被災の現状などを訴えた後、原発依存からの脱却、県内原発の全基廃炉などを国や東電に求める集会宣言を採択した。
県民大集会に先立ち、伊達市の霊山太鼓、喜多方市の下柴彼岸獅子など郷土芸能が披露された。(福島民報)

「・・・ 呼び掛け人を代表し、福島市の円通寺の吉岡棟憲住職が「われわれの思いが世界中に響くことを願う」、五十嵐史郎実行委員長が「核と人類は共存できない」、清水修二福島大教授が「県内原発全10基の廃炉達成に向けて行動する」とそれぞれあいさつ。
 生産者団体、避難者、高校生が登壇して県民の訴えを発表。「『原発のない福島を』実現するために、互いに支え合い、心を一つにする」という集会宣言を採択した。
 大集会の前にアトラクションが繰り広げられ、霊山太鼓(伊達市)や下柴の彼岸獅子(喜多方市)、大谷じゃんがら踊り(楢葉町)などの民俗芸能のステージで披露された。」(福島民友)

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・セシウム17兆ベクレル流出か 原発港湾内濃度から試算
 東京電力福島第1原発の港湾内で海水の放射性セシウムの濃度が下がりにくい状態が続いていることに関し、汚染水の海への流出が止まったとされる2011年6月からの約1年4カ月間に、計約17兆ベクレルの放射性セシウムを含む汚染水が海に流れ込んだ恐れがあるとの試算を、東京海洋大の神田穣太教授がまとめた。
 東電は、11年4月に1週間で意図的に海に放出した汚染水に含まれる放射性物質の総量を、約1500億ベクレルと推計しているが、その100倍以上に当たる。神田教授は「現在も地下水や配管を通じて流出が続いている可能性がある。すぐに調査すべきだ」と指摘している。(3/24 共同)