2013年3月20日水曜日

オスプレイ通告なく高知県に複数飛来  防衛省事後伝達

オスプレイ通告なく高知県に複数飛来  防衛省事後伝達

  米海兵隊の普天間飛行場(沖縄県)に配備されている新型輸送機MV22オスプレイ4機が19日午後、岩国基地(山口県)に飛来し、本県などで目撃情報が相次いだ。本県上空を含む訓練ルート「オレンジルート」で訓練したとみられる。

 本土初の飛行訓練となった前回(6~8日)は、米側からの事前情報が防衛省経由で関係自治体に提供されていたが、今回の情報伝達は飛来後。ルート直下の住民らからは、なし崩し的に低空飛行訓練が拡大することに反発と不安の声が出ている。(高知新聞

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「・・・ 在日米軍司令部は19日、訓練ルートや日程を日本側に事前通告しなかったことについて、取材に「安全を確保しながら飛行するとしか答えられない」とした。
 防衛省の辰己報道官は「前回は沖縄県以外で初の訓練だったので米側が特別に(???)情報提供を行ったと承知している(???)」と話し、ルートなどの事前通告がなかったことを問題視しない考えを示した。
 米軍はオスプレイの訓練ルートや日程を日本に通告する義務を負っていない。」(毎日 青木純)

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米軍B52が韓国上空で爆撃訓練、北朝鮮をけん制
 米国国防総省「来月まで継続」
「・・・ 韓国軍の消息筋は「19日朝にグアム島のアンダーセン空軍基地を飛び立ったB52爆撃機1機が、韓半島で4時間にわたり飛行・爆撃訓練を成功裏に遂行した」と語った。また米国国防総省は、今月8日にもB52が韓半島上空で訓練を行っており、韓米合同演習が続く4月までB52の能力をチェックすると発表した。

 韓半島でB52が訓練している事実を米国国防総省が公開したのは今回が初めて。国防総省のジョージ・リトル報道官は18日(現地時間)、B52の出撃について「(北朝鮮の脅威に対応し)韓国を防衛するという米国の決意を示すためのもの」と語った。

 B52は射程200-3000キロの空対地核ミサイルを搭載できる。核ミサイルの威力は、TNT爆薬に換算すると170-200キロトン(1キロトンは1000トン)に達する。
 1945年に広島に投下された原子爆弾の威力は15キロトンだった。・・・」(朝鮮日報

韓国は世界4位の兵器輸入国 中国が輸出5位
 「最近5年間(2008-12年)の世界の兵器市場で、韓国は輸入量4位を記録したことが分かった。一方、中国は同期間中、英国を抑えて世界5位の兵器輸出国に成長した。・・・
 兵器輸入国の順位は、トップがインド(12%)、次いで中国(6%)、以下パキスタン(5%)、韓国、シンガポール(4%)の順で、上位5カ国はいずれもアジアの国だった。・・・また輸出では、同期間に米国が全輸出量の30%を占めてトップになった」(朝鮮日報 パリ= 李性勲(イ・ソンフン)特派員 )


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