2012年9月21日金曜日

スリーマイル原発「大音響」発し、緊急停止

スリーマイル原発「大音響」発し、緊急停止

 スリーマイル島原発(米国、ペンシルベニア州)の1号機で20日、冷却水のポンプが突然停止し、原子炉が緊急停止した。「周辺住民に聞こえるほどの大きな音」がし、「蒸気」が外部に放出されたという。例によって、原発運営企業、エクセロン社は「原子炉は必要な時には自動停止する仕組みになっており、周辺住民の健康や安全性には問題ない」と言ったという。
 また、CNNによると、米原子力規制委員会(NRC)の報道官は「原子炉の安全システムが設計通りに機能していることを示すもの」と話したという。
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同原子炉の緊急停止は過去1カ月で2度目となる。8月22日には加圧水用の加熱装置に問題が見つかり、この装置の交換が行われた。検査の結果、残る2つの装置に問題はないと判断し、9月5日に原子炉の運転を再開していたという。
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 周知のように、スリーマイル原発では1979年に2号機でメルトダウンが起きている。「大音響」→「蒸気」の外部放出とは、一般的には、何らかの爆発→メルトダウン→ベントが考えられるが、早計には断定できない。下の記事では、ベントそのものが「大音響」を出したとも推測できるからである。
 いずれにしても、当面、NRCの公式な「事故調査」報告と米国の専門組織/NGOの分析を待つしかなさそうである。

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Three Mile Island nuclear reactor shuts down unexpectedly
...The system tripped when "the pump stopped operating and created a power/flow imbalance," said NRC spokesman Neil Sheehan.
...Exelon, the plant operator, said in a statement that "during the shutdown, steam was released into the atmosphere, creating a loud noise heard by nearby residents."(NBC)

Threee Mile Island nuclear plant shuts down unexpectedly(USA Today)