2013年11月11日月曜日

脱原発運動にメール攻撃 

脱原発運動にメール攻撃 

・脱原発33団体に大量メール 253万通以上 刑事告訴を検討
 脱原発などを訴える全国33の市民団体に9~11月に計253万通以上のメールが送りつけられていたことが11日、関係者への取材で分かった。専用のプログラムで大量のメールを送信するサイバー攻撃の可能性が高く、団体側は威力業務妨害容疑などでの刑事告訴を検討している。

 脱原発弁護団全国連絡会によると、メールが送られたのは「首都圏反原発連合」(東京)、「福島原発告訴団」(福島県)、「さよなら島根原発ネットワーク」(松江市)など33団体。
 団体へのメールは9月中旬に始まり、同月30日までに計210万通以上が送りつけられた。このうち2団体には10~11月に計約43万通が届いた。
 「反原発教徒を皆殺しにしなければ世界平和はやってこない」などと脅す文言のメールもあった。

 大量メールは、メールマガジンの登録などの際に確認のメールが自動的に返信される仕組みを悪用。標的とした市民団体のメールアドレスを専用のプログラムで別のサイトに大量に入力し、確認のメールを送りつけたとみられる。発信元の特定を妨げるため匿名化ソフト「Tor」を使っていた。(日経

・大量メール攻撃に「姿見せず、ひきょうだ」 怒る脱原発団体
 「姿を見せずに活動をまひさせようとしている。ひきょうだ」。
 大量のメール攻撃にさらされた各地の脱原発団体の関係者は10日、怒りをあらわにした。
 松江市の「さよなら島根原発ネットワーク」では9月以降、ホームページ(HP)を通じて架空の入会申し込みが大量にあった。他の脱原発団体などのメールアドレスが申込者の連絡先として使われ、事務局には入会確認のメールが殺到。逆に、アドレスを悪用された他団体には入会に感謝する旨のメールが自動的に送信され、拡散した。

 現在、入会申し込み欄はHPから削除しており復旧のめどは立っていない。事務局の芦原康江さんは「脅迫文が届いたことはあるが、こういう嫌がらせは初めて。活動のために復旧させたいが、他団体に迷惑をかけかねない」とこぼす。
 「福島原発告訴団・北陸」(金沢市)にはブログ上の事務局への問い合わせ機能を通じ、「a」という件名のみを記したメールなどが約149万通寄せられメールが使えなくなった。(産経
・・

「・・・脱原発弁護団全国連絡会は10日、脱原発を掲げる市民団体に大量の嫌がらせメールが送りつけられていたことを明らかにした。
 同会共同代表の海渡雄一弁護士によると、9月中旬と10月24日~11月4日、福島県内の住民でつくる福島原発告訴団などに計約253万通のメールが送信されたという。金沢の団体には149万通が送られていた・・・。」(読売新聞より