2013年8月26日月曜日

マレウレウ: アイヌ伝統歌謡

マレウレウ: アイヌ伝統歌謡 (歴博 特別公演)

 アイヌ民族が育んできた様々な歌謡や踊りは、明治以後の同化政策や近代化された生活環境の中で大きく変容してきました。近年、アイヌの伝統文化の復興・継承の気運のなかで、アイヌの民族芸能についても関心が高まり、学習・伝承へ向けた動きや観光への活用といった試みもおこっています。

 マレウレウはアイヌ語で「蝶」を示し、アイヌの伝統歌謡「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループです。さまざまなリズムパターンで構成される、天然トランスな感覚が特徴の輪唱など、アイヌ民族に根ざしたウポポを現代に蘇らせています。
 この度、歴博では総合展示第4室のリニューアル記念の一環として、このアイヌ伝統歌謡の特別公演を開くことになりました。

日時: 2013年9月8日(日) 14時00分~15時30分
場所: 国立歴史民俗博物館内 中庭 (雨天荒天時は講堂)
演目: ・アイヌ伝統的歌唱「ウコウク」と伝統舞踊実演
・アイヌ民族伝統楽器「ムックリ」の実演
・来場者「ウコウク」体験
チラシはこちら(PDFファイル) 

国立歴史民俗博物館
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町 117
電話 043-486-0123(代)

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MAREWREW(マレウレウ)
 アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ。
 さまざまなリズムパターンで構成される、天然トランスな感覚が特徴の輪唱など、アイヌROOTSのウポポを忠実に再現する貴重なアーティスト。
 2010年、初のミニアルバム「MAREWREW」を発表後、活動を本格化。2011年に自主公演企画「マレウレウ祭り~目指せ100万人のウポポ大合唱!~」をスタートさせ、これまでUA、サカキ・マンゴー、SPECIAL OTHERS、キセル、オオルタイチ+ウタモ、木津茂理、細野晴臣を迎えた公演が話題となる。

 また、SPECIAL OTHERSのコラボアルバム「SPECIAL OTHERS」に、アイヌの伝統歌「イヨマンテ・ウポポ」で参加。ほかにもNHK(Eテレ)の人気子供番組「にほんごであそぼ」への出演、ワールドミュージックの世界的な祭典Womad(UK)への出演をはじめとするヨーロッパ公演など、国内のみならず海外でもその活動が注目されている。
 2012年8月には、待望のフルアルバム「もっといて、ひっそりね。」(プロデュース:OKI)をリリース。現代的なアレンジを織り込みつつも伝統的なウポポの魅力を凝縮した作品は、各方面で高い評価を受けた。マレウレウはアイヌ語で「蝶」のこと。

[メンバー:Rekpo、Hisae、Rim Rim、Mayunkiki]
OKI official website より