2015年6月1日月曜日

日本軍政下の性暴力~インドネシアの被害女性たちが語る~(第86回JANNI連続講座)

日本軍政下の性暴力
~インドネシアの被害女性たちが語る~(第86回JANNI連続講座)

講師: 鈴木 隆史さん(JANNI運営委員)

日時: 2015年6月27日(土) 13時30分~15時30分(13時15分開場)
場所: 渋谷区勤労福祉会館 第2洋室 https://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kinro.html
東京都渋谷区神南南1-19-8 TEL:03-3462-2511
渋谷駅から徒歩8分

参加費: 1000円(JANNI正会員 500円)

【講座の内容】
今年は第二次世界大戦から70年の節目の年である。
1942年から終戦までの3年半、日本軍政下にあったインドネシアでは、日本軍による「兵補」の募集・訓練、ロームシャの徴用により、過酷な労働に従事させられた人々も少なくない。また、各地に「慰安所」が開設され、多くの女性たちが働かされたほか、強姦などの性暴力を受けた女性たちも数多くいる。

1990年代初頭、インドネシア法律扶助協会(LBH)の調査により、インドネシアでは初めてマルディアムさんが「慰安婦」だったと名乗りでた。著名な雑誌『テンポ』でも特集が組まれ「イアンフ」ということばが知られるようになった。しかしながら、性的被害にあうこと自体を恥とする感覚が強く、誰にも過去を語ることなく生きてきた女性も多い。

今回報告するのは、南スラウェシ州に住む日本軍政下の性暴力被害女性たちからの聞き取りである。2013年から2014年にかけて3回訪問し、20人近くの女性に会って話を聞いた。ほとんどがすでに80代後半の女性たちだ。彼女たちがどのように日本兵の性暴力被害を受けたのか、「慰安所」があったとされる場所で、本人、家族や支援者、当時を知る人たちの証言をビデオ映像を交えて報告する。

講師紹介

鈴木 隆史(すずき たかし)
大阪在住。現在、桃山学院大学兼任講師。1985年から1991年までボゴール農科大学に留学。インドラマユで漁村調査を行なった。著書に「フカヒレも空を飛ぶ」(梨の木社、1994年)がある。

お問い合わせ
日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)
〒110-0005 東京都台東区上野 5-3-4 クリエイティブOne秋葉原6F
Phone: 03-5818-0507 E-mail: janni@jca.apc.org
Homepage: http://www.jca.apc.org/~janni/