放射能拡散に反対する市民を支援する会(12/13公開)
http://keepcivicactivity.jimdo.com/
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
【署名フォーム】https://ssl.form-mailer.jp/fms/1e766d39226791
12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、大阪府警によって逮捕されました。この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。 下地准教授らは、震災がれきに含まれる放射性物質やアスベストなど、本来焼却してはいけない有害物質を全国に拡げて焼却・埋立しようとする「震災がれき広域処理」政策に反対していました。大阪市は2月から焼却・埋立を開始しようとしています。
逮捕の経緯は次のようなものです。10月17日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3時 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。
しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。下地准教授ら市民有志は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。
ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。このようなことは決して許されることではありません。既に大阪だけでも震災がれきの広域処理に反対した市民5名が逮捕され、長期にわたって拘留され、起訴されている人もいます。私たちは、今回の不当逮捕に対し、厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます。
2012年12月10日
放射能拡散に反対する市民を支援する会
【重要】署名に協力してくださる皆様へ
① 署名を大阪府警察等に提出する際、「呼びかけ人」のお名前のみを公表し、それ以外の賛同者(署名してくださった方)については、人数のみを公表します。署名簿は保管に留めて提出はしません。
② メディアに対する公表についても①と同様にします。ただし、メディアから「署名簿を確認させてほしい」という依頼があれば、閲覧のみ許可します(コピー・撮影は不可)。
【署名フォーム】
※ページ上部の【署名フォーム】と同じ内容ですhttps://ssl.form-mailer.jp/fms/406c1b14226859
放射能拡散に反対する市民を支援する会 呼びかけ人メッセージ
岡真理(京都大学人間・環境学研究科教授)
「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。
反ナチのマルティン・ニーメラー牧師の「彼らが最初、共産主義者を攻撃したとき」と いう有名な詩です。今、あらためてこの詩を想起せずにいられません。
彼らが最初、オウム信者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、私はオウムではなかったから、彼らが外登証不保持を理由に外国人を逮捕したとき、私は声をあげなかった、私は外国人ではなかったから、彼らが北朝鮮へ行く者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、私は朝鮮人ではなかったから、彼らが釜の労働者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、私は釜の労働者ではなかったから…
「非・国民」は、これまでずっとずっと不当逮捕されてきました。しかし、自らを「健全な国民」と見なす者たちは、それを自分の問題とは考えませんでした。でも、これらの者たちの身にずっと起きていたこと、それは、私たちの社会の問題であり、国民自身の問題に他なりません。「国民」の身にそれが及んで私たちが事態の異常さに気づいたとき、それでは、もう遅すぎるのかもしれない、でも、今、食い止めなければ、ニーメラーの詩の最後の一節が、この社会の姿となるでしょう。
私が不当逮捕されたとき、私のために声を上げる者は誰ひとり残っていなかった」
早尾貴紀(東京経済大教員)
「これは瓦礫問題だけでなく原発再稼働に向けた政治弾圧。 そして人間の尊厳と自由が、人権が賭けられた闘いです。屈するわけにはいきません。」
太田昌国(現代企画室編集者・評論家)
「辛うじて残っていた〈一線〉を超える行為と言動が、〈相手側〉に目立つ日々です。私たちにも、心して、新しい言葉と行為が必要だと痛感します。」
池田浩士(京都大学名誉教授・京都精華大学客員教授)
「原発事故後の京都「大文字」送り火に被災地の焚き木を使うという計画が持ち上がったとき、被災地への連帯の気持ちにもかかわらず、私はその計画に反対でした。「絆」とか「思いやり」とか苦しみを分かち合う」とかいうお涙ちょうだいの美辞麗句で原発・軍事資本とその御用政府の責任を隠蔽させてはならない――これは基本中の基本だと考えますので、下地さんたちの実践に私も連帯したいと思います。」
鵜飼哲(一橋大学教員)
「これほどの暴挙を見過ごすことはできません。下地真樹さんと彼の友人たちの即時釈放を要求します。友たちの声の圧倒的な結集を!」
【不当逮捕者の救援活動のためのカンパ】
http://keepcivicactivity.jimdo.com/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91/
不当逮捕者を救援するための弁護士費用などに充てられます。どうかご協力をお願い致します。
▼カンパ振込先▼
郵便振替「00980-2-195109」
加入者名「関電包囲行動」
※通信欄に「12.9救援カンパ」と必ず明記してください。 (関電包囲行動さんの口座をお借りしています)
<ゆうちょ銀行からの電信払込み・電信振替>
記号「14340」
番号「57581321」
加入者名「カンデンホウイコウドウ」
<他の金融機関からの送金>
ゆうちょ銀行
店名(店番):0九九(099)店(ゼロキュウキュウ)
預金種目:当座
口座番号:0195109
口座名称:関電包囲行動
(カンデンホウイコウドウ)
◆通信欄がない場合は、カンパに9円を追加して、金額の下一桁が9となるようにしていただければ12・9弾圧への救援カンパと判断させていただきます。
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放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
【署名フォーム】https://ssl.form-mailer.jp/fms/1e766d39226791
12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、大阪府警によって逮捕されました。この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。 下地准教授らは、震災がれきに含まれる放射性物質やアスベストなど、本来焼却してはいけない有害物質を全国に拡げて焼却・埋立しようとする「震災がれき広域処理」政策に反対していました。大阪市は2月から焼却・埋立を開始しようとしています。
逮捕の経緯は次のようなものです。10月17日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3時 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。
しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。下地准教授ら市民有志は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。
ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。このようなことは決して許されることではありません。既に大阪だけでも震災がれきの広域処理に反対した市民5名が逮捕され、長期にわたって拘留され、起訴されている人もいます。私たちは、今回の不当逮捕に対し、厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます。
2012年12月10日
放射能拡散に反対する市民を支援する会
【重要】署名に協力してくださる皆様へ
① 署名を大阪府警察等に提出する際、「呼びかけ人」のお名前のみを公表し、それ以外の賛同者(署名してくださった方)については、人数のみを公表します。署名簿は保管に留めて提出はしません。
② メディアに対する公表についても①と同様にします。ただし、メディアから「署名簿を確認させてほしい」という依頼があれば、閲覧のみ許可します(コピー・撮影は不可)。
【署名フォーム】
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放射能拡散に反対する市民を支援する会 呼びかけ人メッセージ
岡真理(京都大学人間・環境学研究科教授)
「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。
反ナチのマルティン・ニーメラー牧師の「彼らが最初、共産主義者を攻撃したとき」と いう有名な詩です。今、あらためてこの詩を想起せずにいられません。
彼らが最初、オウム信者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、私はオウムではなかったから、彼らが外登証不保持を理由に外国人を逮捕したとき、私は声をあげなかった、私は外国人ではなかったから、彼らが北朝鮮へ行く者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、私は朝鮮人ではなかったから、彼らが釜の労働者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、私は釜の労働者ではなかったから…
「非・国民」は、これまでずっとずっと不当逮捕されてきました。しかし、自らを「健全な国民」と見なす者たちは、それを自分の問題とは考えませんでした。でも、これらの者たちの身にずっと起きていたこと、それは、私たちの社会の問題であり、国民自身の問題に他なりません。「国民」の身にそれが及んで私たちが事態の異常さに気づいたとき、それでは、もう遅すぎるのかもしれない、でも、今、食い止めなければ、ニーメラーの詩の最後の一節が、この社会の姿となるでしょう。
私が不当逮捕されたとき、私のために声を上げる者は誰ひとり残っていなかった」
早尾貴紀(東京経済大教員)
「これは瓦礫問題だけでなく原発再稼働に向けた政治弾圧。 そして人間の尊厳と自由が、人権が賭けられた闘いです。屈するわけにはいきません。」
太田昌国(現代企画室編集者・評論家)
「辛うじて残っていた〈一線〉を超える行為と言動が、〈相手側〉に目立つ日々です。私たちにも、心して、新しい言葉と行為が必要だと痛感します。」
池田浩士(京都大学名誉教授・京都精華大学客員教授)
「原発事故後の京都「大文字」送り火に被災地の焚き木を使うという計画が持ち上がったとき、被災地への連帯の気持ちにもかかわらず、私はその計画に反対でした。「絆」とか「思いやり」とか苦しみを分かち合う」とかいうお涙ちょうだいの美辞麗句で原発・軍事資本とその御用政府の責任を隠蔽させてはならない――これは基本中の基本だと考えますので、下地さんたちの実践に私も連帯したいと思います。」
鵜飼哲(一橋大学教員)
「これほどの暴挙を見過ごすことはできません。下地真樹さんと彼の友人たちの即時釈放を要求します。友たちの声の圧倒的な結集を!」
【不当逮捕者の救援活動のためのカンパ】
http://keepcivicactivity.jimdo.com/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91/
不当逮捕者を救援するための弁護士費用などに充てられます。どうかご協力をお願い致します。
▼カンパ振込先▼
郵便振替「00980-2-195109」
加入者名「関電包囲行動」
※通信欄に「12.9救援カンパ」と必ず明記してください。 (関電包囲行動さんの口座をお借りしています)
<ゆうちょ銀行からの電信払込み・電信振替>
記号「14340」
番号「57581321」
加入者名「カンデンホウイコウドウ」
<他の金融機関からの送金>
ゆうちょ銀行
店名(店番):0九九(099)店(ゼロキュウキュウ)
預金種目:当座
口座番号:0195109
口座名称:関電包囲行動
(カンデンホウイコウドウ)
◆通信欄がない場合は、カンパに9円を追加して、金額の下一桁が9となるようにしていただければ12・9弾圧への救援カンパと判断させていただきます。