2012年11月16日金曜日

『福島と生きる』メールマガジン創刊号

『福島と生きる』メールマガジン創刊号

『福島と生きる』メールマガジン創刊にあたって
――ひとりひとりができることをしよう


 3・11から一年半が経過した2012年9月、原発災害の「風化」が早くも語られる中、私たちは『福島と生きる--国際NGOと市民運動の新たな挑戦』を新評論から刊行しました(http://www.shinhyoron.co.jp/blog/3137.html)。
 原発事故が福島の人々にどのような苦悩と苦境をもたらしたのかを知り、福島のさまざまな声に耳を傾け、この苦難をともに乗り越えるために、NGOや市民運動、ひとりひとりの個人に何ができるかを考えよう――それがこの本のメッセージです。
 これからも息長く〈福島〉とつながり続ける一助として、同書の共編者で『福島と生きる』メールマガジンを刊行します。『福島と生きる』の共同執筆者である団体や個人の活動や関連情報を発信していきます。お知り合いにも広めていただければ幸いです(転送歓迎)。

中野憲志・藤岡美恵子(『福島と生きる--国際NGOと市民運動の新たな挑戦』共編者)

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『福島と生きる』メールマガジン創刊号
2012年11月15日発行(不定期刊/発行人=中野憲志・藤岡美恵子)
◆イベント情報
◆ 『福島と生きる』出版記念イベント開催
◆ 『福島と生きる』書評

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◆イベント情報
(イベント情報は変更されることもあります。必ず主催者サイトでご確認下さい)

1.11月17日(土)13:00-18:00(相模原市・藤の芸術の家クリエーションホール)
  「311から未来へ―見て聞いて味わうライブ講演」
   ※橋本俊彦さんが「自然医学放射線防護情報室からの福島セルフケアレポート」と題して講演します。
   ※世界ヒバクシャ展(写真展)も同時開催。同じイベントが12月8日、
埼玉県・小川町でも開催されます。
   詳細・申込→イベントサイト

2.11月18日(日)14:00~16:30(福島市・チェンバ大町)
  11月22日(木)18:00~19:50(東京・参議院議員会館 B107)
  「チェルノブイリから学ぶ~ウクライナの子どもたちは今」
  ※FoE Japanが共催するイベントです。
  ※講師は「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワークの吉田由布子さん。
  詳細→FoE Japanイベントサイト

3.11月23日(金・祝)9:00-17:00(東京・カトリック世田谷教会)
  「下北沢あおぞらマルシェ Vol.3」
  ※あぶくま高原・遊雲の里ファームの菅野瑞穂さん(ブログ)が新米の試食会、杵つきもち、棚田米の販売をします。
  詳細→下北沢あおぞらマルシェ Vol.3

4.11月24日(土)13:30-16:30(福島市・コラッセふくしま)
  「フクシマ・アクション・プロジェクト結成集会」
  ※国際原子力機関(IAEA)が福島県に事務所を設置して、被曝と除染の研究拠点にすると発表。12/15-17には日本政府との共催で「原子力安全に関する福島閣僚会議」を開催するとの動きを受け、福島の人々がアクションに立ち上がります!原発いらない福島の女たちも参加を呼びかけています。
 詳細→原発いらない福島の女たち

5.11月29日(木)19:00- (東京・たんぽぽ舎)
  「チェルノブイリ原発視察&民間交流ツアーを終えて」
  ※原発いらない福島の女たちの黒田節子さんが視察報告をします。
  詳細→たんぽぽ舎

  
6.11月30日(金)16:25-17:55(明治学院大学白金校舎2101教室)
  「明治学院大学平和学講座―原発危機の分断を越えて」第9回
  ※子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの吉野裕之さんが「放射能から子ども達を守るネットワーク」と題して講義します。
  ※一般聴講もできます(予約不要)。
  ※共著者の一人、猪瀬浩平さんがコーディネータを務める授業です。
  詳細→講座「原発危機の分断を越えて」

7.11月30日(金)19:30~21:00 (東京・JVC事務所)
  「シリーズ南相馬第1回 思いをつなげる、人をつなげる。」
  ※JVCの谷山由子さん・谷山博史さんが南相馬でのJVCの活動報告を行います。
  詳細→JVCイベントサイト 

◆ 『福島と生きる』出版記念イベント開催
  『福島と生きる』出版記念イベントを10月8日に東京で、11月4日に福島市で開催しました。東京のイベントには共同執筆者の国際NGO4団体(JVC、シャプラニール、FoE Japan、JANIC)が登壇し、これまでの支援活動を振り返り、福島支援の今後の課題を議論しました。福島の状況を伝え分断を乗り越えるために、人と人が直接出会う中で学び、考えること、「人がメディアになる」ことが重要だとの指摘がありました。

 11月4日の福島市でのイベントでは、福島の4団体(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、原発いらない福島の女たち、自然医学放射能防護情報室(現NPO法人ライフケア)、あぶくま高原・遊雲の里ファーム)とJVC、シャプラニール、JANICが報告。福島の現状を学びに来たという一橋大学の学生グループをはじめ、東京、宮城、山形、栃木など遠方からも多くの人が参加しました。各団体の報告と質疑応答の後は懇親会とネットワーキングが行われました。 両イベントの当日資料と報告は後日、新評論のウェブサイトに掲載予定です。

◆ 『福島と生きる』書評
 書評が11月4日付の京都新聞、河北新報と『THE BIG ISSUE』202号(2012年11月1日号)に掲載されました。