2012年10月10日水曜日

「栃木県北地域と『隠れた被災者』 ―市民による除染と子どもの安全のための活動を事例として―」

「栃木県北地域と『隠れた被災者』 ―市民による除染と子どもの安全のための活動を事例として―」
■日時:2012年10月13日(土)13:00~17:00(入場無料・事前予約不要)
■場所:宇都宮大学峰キャンパス 基盤教育B棟1223教室

■プログラム
13:00~ 第一部 栃木県北地域の現状報告
砦の住民活動と除染の実際 」 
報告者:大笹貴靖(「NPO法人 那須希望の砦」事務局長)
「子どもを取り巻く放射能汚染問題と市民による防護活動」
報告者:手塚真子(「那須塩原放射能から子どもを守る会」代表)
      瀧アケミ(同副代表)
「県北地域 震災を受けての乳幼児保護者アンケート」結果報告
報告者:清水奈名子(宇都宮大学国際学部准教授)

第二部 コメントとパネル・ディスカッション
隠れた被災者」への支援とその課題」 
 パネリスト:大笹貴靖、手塚真子、瀧アケミ、清水奈名子
 コメンテーター:原口弥生(茨城大学准教授・FnnnP茨城拠点長・茨城大学有志の会メンバー)          
高橋基樹(神戸大学教授・国際開発学会理事/前副会長)
司会:重田康博(宇都宮大学国際学部教授・FSP代表・国際開発学会研究部会代表
チラシはこちらです
 http://www.utsunomiya-u.ac.jp/docs/fsp報告会.pdf

3.11東日本大震災から1年半が経過しようとしていますが、いまだに多くの被災者が困難な状況にあり、不安を抱えた生活を続けています。今回は特に、栃木県北部の「隠れた被災者」問題に焦点を当て、前半は県北地域の放射能汚染問題に関する現状報告を、そして後半では「隠れた被災者」への支援の在り方をめぐる議論を行う予定です。

福島第一原子力発電所事故によって放出された大量の放射性物質は、県境を越えて福島県以外にも飛散・沈着したにもかかわらず、栃木県北部地域をはじめ、近隣県の被災状況やその住民の方々の生活上の問題については、いまだに十分な調査や議論がなされていないのが現状です。

本企画では、栃木県北部で放射線量の計測や除染、また子どもの防護のための活動をしている住民の方々からの活動報告を受けるとともに、FSPの活動として7月に実施した県北地域の乳幼児の保護者アンケートの結果を報告し、現状の分析と今後の課題について議論を行います。 今回は国際開発学会「原発震災から開発・発展を再考する」研究部会との合同報告会となります。詳細はチラシをご覧ください。皆様お誘い合わせのうえ、一人でも多くの方にご来場いただければ幸いです。