アフガン、攻撃過去最悪に 米軍増派でさらに激化へ
【ワシントン11日共同】
ペトレアス米中央軍司令官は11日、ワシントンで講演し、アフガニスタンでの武装勢力による攻撃が過去1週間で400件を超え、2001年に米軍などの攻撃でタリバン政権が崩壊して以来、最悪のレベルに達したことを明らかにした。
司令官は、米軍の増派が進み、反政府武装勢力タリバンなどの掃討作戦が拡大するにつれ、戦闘が激しくなると予測し「厳しい時期が待ち受けている」と述べた。
ロイター通信はアフガンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)の報告書の内容として、今年1月から5月までの攻撃件数が5222件で、昨年同期の3283件から59%増加したと伝えた。
司令官によると、アフガニスタンに駐留する米軍は昨年末の3万2千人から、既に5万6千人に増強された。秋までに6万8千人になる見通しという。