2013・年末企画:
〈危機の時代〉の日本と中東
「オイル・ショック」40年の政治/軍事の構造転換を考える
■第一部:講演
板垣雄三さん(東京大学名誉教授):
「〈テロとの戦い〉の末路-40年を総括すると人類史の転換が浮かび上がる」
■第二部:報告
・福好昌治さん(軍事評論家):
「この40年の日本・中東、アメリカ・イスラエルの軍事協力」
・役重善洋さん(パレスチナの平和を考える会):
「国家戦略としてのアラブ・ボイコットから草の根運動としてのイスラエル・ボイコットへ」
■日時:12月21日(土)14時~17時30分(開場13時30分)
■場所:東京麻生台セミナーハウス(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター)
2階大研修室
■アクセス:東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
(一番出口から地上に出て左、道なりにまっすぐ歩いて約5分) 港区麻布台1-11-5
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
■参加費: 500円
※予約は必要ありません。直接会場にお越し下さい。
=============
あっという間に2013年も残すところ僅かとなりました。昨年末に成立した第二次安倍政権は、「主権回復の日」開催やTPP交渉参加、集団的自衛権行使容認に向けた動き、原発輸出の動きの加速、普天間へのオスプレイ配備、国家安全保障会議(日本版NSC)設置や特定秘密保護法‥、等々と、古くさい成長神話とナショナリズムに寄りかかり、「同盟国」アメリカの意思をも越えた軍事強化の道を進もうとしています。
また2020年の開催が決定された東京オリンピックに向け、ナショナリズムがさらに動員され、セキュリティ強化と治安管理が進行してゆくことも間違いないでしょう。
このような状況は今年に顕著であったにせよ、いきなり始まったことではありません。植民地主義を推し進め総力戦に至った近現代日本の姿、それがきちんと清算されることなく始まった〈戦後〉の歴史が問われなくてはならないのはもちろんですが、今回は中東諸国を震源地とする1973-74年の石油危機(いわゆる第一次オイル・ショック)から40年目という時間軸を設定するなかから見えてくる問題を考えてみたいと思います。
石油危機が先進諸国の経済・産業構造の転換を促してゆくなか、アメリカは、「資源ナショナリズム」を発動するアラブ産油国支配体制との関係を再調整しつつ中東への軍事的関与を深め、戦争を正当化するロジックを生み出してきました。行き当たりばったりの「油乞い外交」と没思考的な「対米追従外交」に終始した日本は、状況に振り回されつつも構造転換を後追いし、大衆的な合意不在のまま「戦後体制からの脱却」を果たそうとしています。
私たちは現在の「日本」の状況に対して一国的に批判し問題化するのではなく、日本の問題を考えることが本来、同時に中東とりわけパレスチナの事態を考えることでもあるということを、どのような言葉によって提起してゆけばよいか、考え続けています。試行錯誤のなかではありますが、大きな話と等身大の課題をクロスさせながら、さまざまな問題が山積する私たちの〈現在〉を考える手がかりを得たいと思います。
=============
■この企画は、「ストップ!ソーダストリーム全国一斉クリスマス・アクション★5デイズの一環として行われます。同キャンペーンに関する情報はこちらをご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/stop-sodastream/
【主催】
ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉
「ストップ!ソーダストリーム」キャンペーン
【問い合わせ先】midan.filastine@gmail.com
〈危機の時代〉の日本と中東
「オイル・ショック」40年の政治/軍事の構造転換を考える
■第一部:講演
板垣雄三さん(東京大学名誉教授):
「〈テロとの戦い〉の末路-40年を総括すると人類史の転換が浮かび上がる」
■第二部:報告
・福好昌治さん(軍事評論家):
「この40年の日本・中東、アメリカ・イスラエルの軍事協力」
・役重善洋さん(パレスチナの平和を考える会):
「国家戦略としてのアラブ・ボイコットから草の根運動としてのイスラエル・ボイコットへ」
■日時:12月21日(土)14時~17時30分(開場13時30分)
■場所:東京麻生台セミナーハウス(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター)
2階大研修室
■アクセス:東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
(一番出口から地上に出て左、道なりにまっすぐ歩いて約5分) 港区麻布台1-11-5
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
■参加費: 500円
※予約は必要ありません。直接会場にお越し下さい。
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あっという間に2013年も残すところ僅かとなりました。昨年末に成立した第二次安倍政権は、「主権回復の日」開催やTPP交渉参加、集団的自衛権行使容認に向けた動き、原発輸出の動きの加速、普天間へのオスプレイ配備、国家安全保障会議(日本版NSC)設置や特定秘密保護法‥、等々と、古くさい成長神話とナショナリズムに寄りかかり、「同盟国」アメリカの意思をも越えた軍事強化の道を進もうとしています。
また2020年の開催が決定された東京オリンピックに向け、ナショナリズムがさらに動員され、セキュリティ強化と治安管理が進行してゆくことも間違いないでしょう。
このような状況は今年に顕著であったにせよ、いきなり始まったことではありません。植民地主義を推し進め総力戦に至った近現代日本の姿、それがきちんと清算されることなく始まった〈戦後〉の歴史が問われなくてはならないのはもちろんですが、今回は中東諸国を震源地とする1973-74年の石油危機(いわゆる第一次オイル・ショック)から40年目という時間軸を設定するなかから見えてくる問題を考えてみたいと思います。
石油危機が先進諸国の経済・産業構造の転換を促してゆくなか、アメリカは、「資源ナショナリズム」を発動するアラブ産油国支配体制との関係を再調整しつつ中東への軍事的関与を深め、戦争を正当化するロジックを生み出してきました。行き当たりばったりの「油乞い外交」と没思考的な「対米追従外交」に終始した日本は、状況に振り回されつつも構造転換を後追いし、大衆的な合意不在のまま「戦後体制からの脱却」を果たそうとしています。
私たちは現在の「日本」の状況に対して一国的に批判し問題化するのではなく、日本の問題を考えることが本来、同時に中東とりわけパレスチナの事態を考えることでもあるということを、どのような言葉によって提起してゆけばよいか、考え続けています。試行錯誤のなかではありますが、大きな話と等身大の課題をクロスさせながら、さまざまな問題が山積する私たちの〈現在〉を考える手がかりを得たいと思います。
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■この企画は、「ストップ!ソーダストリーム全国一斉クリスマス・アクション★5デイズの一環として行われます。同キャンペーンに関する情報はこちらをご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/stop-sodastream/
【主催】
ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉
「ストップ!ソーダストリーム」キャンペーン
【問い合わせ先】midan.filastine@gmail.com