2014年10月13日月曜日

『福島と生きる』メールマガジン 第21号

『福島と生きる』メールマガジン 第21号
――息長く〈福島〉とつながり続けるために――
2014年10月11日発行(不定期刊)
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―目次―
◆イベント情報
◆活動・キャンペーン情報
◆保養情報
◆ニュースクリップ

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◆イベント情報(イベント情報は変更されることもあります。必ず主催者サイトでご確認下さい)
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1.「原発事故被害者の救済を求める全国集会 in 郡山」
  10月13日 (月・祝) 13:30-16:30(郡山市労働福祉会館)
  ◎原発被害者の救済を求める全国運動をふりかえって
   …佐藤和良(実行委員会共同代表/いわき市議会議員)
  ◎原子力災害に伴う被災者の 住宅問題の解決のために…津久井進(弁護士)
  ◎健診の支援・医療費減免措置
   …吉田由布子(チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)
  ◎保養
      チェルノブイリでの保養制度に学ぶ…白石草(OurPlanet-TV共同代表)
      子どもたちの保養プログラムの拡充を
    …早尾貴紀(311受入全国協議会共同代表)
  ◎原発賠償とADR…海渡雄一(弁護士)
  ◎被害当事者として…各地からの報告
  ※主催:原発事故被害者の救済を求める全国運動
  ※詳細:http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/in-7235.html

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◆活動・キャンペーン情報
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●「福島女カレンダー2015年版」予約開始!(原発いらない福島の女たち)
 ※今年もまた手持ちの写真を持ち寄り、「原発いらない福島の女たち」でカレンダーを発売することにしました。健康被害はますます深刻になり、除染、被曝労働、廃棄物の焼却・保管、避難の権利…の問題も糸口が見えません。
このカレンダーを通して、どうぞ女たちの活動を支えてください(利益のほとんどは女たちの交通費にあてがわれます)。
 3,000部限定発行(制作協力:梨の木舎)
 1部1,000円+送料(10部以上は1部800円送料、無料)
 ※申込先:原発いらない福島の女たち(カレンダーチーム) → http://onna100nin.seesaa.net/

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◆保養情報
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「ほよ~ん相談会」
※各地の保養情報、受け入れ活動の情報など http://hoyou.isshin.cc/

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◆ニュースクリップ
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1.支援策棚上げ 戸惑い/政治が遠い 福島県知事選県外避難者の声(2)
河北新報 2014年10月11日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141011_63008.html
 
 (前略)
 福島県浪江町の三原優蔵さん(60)は、自宅が福島第1原発事故で避難区域になった。家族3人で米沢市のアパートに落ち着き、昨年12月、本籍地の千葉県柏市に移った。
 米沢市に避難後間もなく、山形県は借り上げ住宅制度を始め、家賃のうち月6万円を補助した。保健師らが訪ねて来て、悩みに耳を傾けてくれた。県の素早い対応がありがたかった。いまも恩義を感じている。 他方、「福島県に何をしてもらっただろうか」。実感がない。選挙に気が向かないのは、そのためだ。 (中略)
 告示直前、インターネットで「福島県知事選」を検索した。原発政策や県外避難者への支援策が争点になっていないと感じた。「貴重な1票。避難者こそ投票しなければならないのだろうが…」。不在者投票用紙の請求書は、空欄のままだ。

2.事故後初 福島知事選きょう告示 中間貯蔵施設に揺れる双葉町民
  東京新聞 2014年10月9日
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014100902000127.html
  東京電力福島第一原発事故後初の福島県知事選が九日、告示される。除染で出た汚染残土を双葉郡の二町に集める国の「中間貯蔵施設」建設は焦点の一つで、地権者に先駆けて受け入れを認めた県への反発も強い。「これ以上双葉を壊さないで」。古里を追われた地権者は将来が見えない苦悩を抱えて選挙を迎える。
 「原発を推進してきた政治家が語るきれいごとは、もうたくさんだ」。双葉町山地区で農業をしていた斉藤宗一さん(64)は茨城県北茨城市の避難先で憤る。 (中略)
  今月二日の公開討論会に出席した立候補予定者六人の中では、三人が受け入れを容認すると表明した。残る三人は賛否を示さず、「国が大きな影響力を持っていて、住民は主体的に表現できない」などと述べた。

3.福島 出口、どこに… 被災者 心に差す影(上) 怒り、絶望 矛先自分へ
  神奈川新聞 2014年10月10日    http://www.kanaloco.jp/article/78843/cms_id/105880
 
  (前略)
  内閣府自殺対策推進室によると、福島・宮城・岩手の東北3県で震災に関連する自殺者は、福島のみが増加を続ける。今年1月から7月までの統計でも宮城2人、岩手1人に対し、福島だけが10人と突出している。  (中略)
  震災関連の自殺者が福島県だけ増え続けている。前代未聞の原発事故に見舞われた土地で、暮らしてきた人の心に差す影とはなにか。現地での診療を続ける小綿医師が主治医として担当する、ある女性患者の診察に同行した。

4.原発避難指示解除 帰れぬ故郷、支援続けて   朝日新聞 2014年10月4日
  http://www.asahi.com/articles/DA3S11384525.html
  自分の家なのに、戻ることがいかに難しいか。原発被災地の福島県川内(かわうち)村を取材して1年半になるが、一番考えさせられるのはそのことだ。村の東部に出ていた避難指示が1日に解除されたが、戻った人は全体の1割の11世帯という事実を前につくづく感じる。  (中略)
  事故から3年半がたち、賠償金は最終的には東京電力と電力業界が支払うため電気料金に跳ね返りかねないとして、それとの兼ね合いが必要という議論すら出始めている。事故直後はあれほど手を差し伸べようとしていたのに、私たちマスコミも含め、被災者の支援に鈍感になってはいまいか。自分たちに何の落ち度もなく、人生を変えさせられた被災者に負担を強い続けていいはずがない。

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『福島と生きる』メールマガジン 一時発行停止のお知らせ
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 『福島と生きる』メールマガジンは『福島と生きる--国際NGOと市民運動の新たな挑戦』(2012年9月発行、新評論)の出版後、同書の共同執筆者の団体・個人の活動情報を発信するために共編者が創刊したものです。
 2012年12月の創刊号の配信以来、これまでに通常版21号と特別号(インタビュー記事)8号を発行してきましたが、ここで一旦発行を中断することになりました。これまで発行にご協力いただいた関係者の皆様に感謝します。

★『福島と生きる』関連サイト一覧★
低線量被曝から子供たちを守るために 
 http://blog.canpan.info/miharu1126/
まつもとこども留学 
 http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/
原発いらない福島の女たち 
 http://onna100nin.seesaa.net/
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 
 http://kodomofukushima.net/
福島県有機農業ネットワーク 
 http://fukushima-yuuki.net/
農家娘の日々。--福島の大地にきぼうのたねをまく--
 http://ameblo.jp/yunosato-farm/
国際環境NGO FoE Japan
 http://www.foejapan.org/energy/news/index.html
シャプラニール=市民による海外協力の会
 http://www.shaplaneer.org/support/jishin_japan.php
日本国際ボランティアセンター(JVC) 
 http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/touhoku/
ふくしま地球市民発伝所 
 http://fukushimabeacon.net/
新評論 
 http://www.shinhyoron.co.jp/
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※『福島と生きる』メールマガジンは、『福島と生きる--国際NGOと市民運動の新たな挑戦』の共同執筆者の団体・個人の活動の関連情報を発信していきます。
発行人=中野憲志・藤岡美恵子(『福島と生きる--国際NGOと市民運動の新たな挑戦』共編者)