国際シンポジウム: 『海を越える原発問題~アジアの原発輸出を考える』
  
 日時: 2011年7月31日(日)13:00~16:30
 場所: 早稲田大学 小野記念講堂(〒169-8050 新宿区西早稲田1-6-1)
 
 東日本大震災に起因した福島第一原発の事故は、収束の見通しが立たないまま数 カ月が経過しています。日本は政府の「新成長戦略」の一環で、官民を挙げて原 子力発電所の輸出を推進しており、ベトナム、インドネシア、タイなどのアジア 各国では日本の公的資金による原発建設計画が進められています。しかし、輸出先となるタイやインドネシアなどの市民からは強い懸念の声が上がっています。 
 本国際シンポジウムでは7月30日~8月6日に全国各地で開かれる「ノーニュクス ・アジア・フォーラム2011」に参加している海外からのゲストを招き、原子力産業と日本の公的資金の流れ、アジアへの原子力発電の拡散の動き、各国の市民運動について議論します。
 リスクの高い原子力発電に頼らないアジアのエネルギー政策への転換のために、日本の市民として今何ができるかを考える機会としていただければ幸いです。皆様、是非お越しください!
 
 ■会場 早稲田大学 小野記念講堂(〒169-8050 新宿区西早稲田1-6-1)
 (地下鉄東西線 早稲田駅より徒歩5分、JR山手線 高田馬場駅より徒歩20分)
 ■参加費 500円
 ■お申込み  右のウェブサイトより。 http://www.jacses.org/form/form_event.html
 ■お問合せ  「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:田辺(メール: tanabe@jacses.org TEL:03-3556-7325)
 ■プログラム(予定)
 ・開会挨拶  : 村井吉敬/早稲田大学アジア研究機構
 ・原発輸出と公的資金の関わり : 田辺有輝/「環境・持続社会」研究センター (JACSES)
 ・韓国の原発輸出:イ・ホンソク/Energy Justice Action 【韓国】
 ・日本政府・企業によるインドネシアへの原発輸出への反対の声
  :ヌルディン・アミン/イスラーム指導者 【インドネシア】
 ・タイの原子力発電所計画: ソッサイ・サンソーク/タイ市民による非核ネットワーク【タイ】
 ・パネルディスカッション
 ※ 逐次通訳あり
 
 ■講演者プロフィール
 ○イ・ホンソク/Lee Heon-Seok
 韓国のNGO「エネルギー正義行動」代表(2000年から10年間は、前身の「青年環境センター」代表)反原発運動を進めてきた。原発輸出反対にも取り組んでおり、昨年、韓国で「韓日反核市民フォーラム」を主催。
 ○ヌルディン・アミン/ Nuruddin Amin
 インドネシア最大のイスラーム組織ナフダトゥル・ウラマー(NU)中ジャワ州ジュパラ県代表。同地のムリア原発建設計画に反対し、「原発をハラム(禁忌)」とする裁定の「仕掛け人」でもある。
 ○ソッサイ・サンソーク/ Sodsai Srangsok
 「タイ市民による非核ネットワーク」のコーディネーター。20年にわたり、タイ東北部の水資源管理、共有林管理、ダム問題などについて地域に根ざした調査活動に取り組んできた。
 
 ■主催 早稲田大学アジア研究機構アジア平和研究所
 ■共催 メコン・ウォッチ、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)、「環境・持続社会」研究センター(\JACSES)、原子力資料情報室(CNIC)
 ■協力 No Nukes Asia Forum Japan、国際環境NGO FoE Japan、アジア太平洋資料センター(PARC)
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「批評する工房のパレット」内の関連ページ
⇒「モンゴルに「国際的核処分場」を建設する?」
⇒「〈脱原発-核兵器International Peoples' Network〉を」